死に向きあって生きる―ホスピスと出会い看護につとめた日々

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062170574
  • NDC分類 492.9
  • Cコード C0047

出版社内容情報

「死ぬのは少し淋しいけれど怖くない」――
ロングセラー『がん告知以後』の著者が書き下ろした、「最後まで家族とともに自宅ですごす」ための全九章

はたして、人は平和で、穏やかで、心が温まる死を迎えることはできるのだろうか。
少女時代「死の恐怖」にとらわれた著者は、自分なりの答えを探すため看護師になり、日本ではじめてホスピスを紹介し一心にその普及につとめていく。これまで数多くの人びとの旅立ちに立ち会い、死を看取る家族たちと接してきた彼女はいま「自分の死」に向きあい、その答えをようやく見つけようとしている……。
81歳の著者が看護師としての人生を振り返り語りかける、誰にでも必ず訪れる「その時」について、その迎え方。

【主な内容】
「いつ告知するかは患者が教えてくれます」/がんと前向きにつきあっていく/「看護の出前です」/一ヵ月後に亡くなるといわれてから七年家で暮らせたWさん/枕の下から妻が書き遺したノートが/医師会の猛反対/進行がんの父の精神状態が……/蒸発していた夫の介護に苦しむ妻との面接/Iさんの在宅死を可能にした条件/「生前のもつれ」を清算し別れの時を迎える/ソンダースが開発した「近代的ホスピスの要素」/死の先のこと――霊魂不滅への思い/父の死後現れた青年のこと/死が訪れる瞬間は苦しくない/樹木葬を選ぶ/死に臨むその時を迎える/その時そばにいて
付記=がんの療養生活に関すること、ホスピスについての電話相談・がん患者と家族のサポートプログラムの問い合わせ先、「最期まで家族と自宅で過ごす」ためのイエローページ


季羽 倭文子[キバ シズコ]
著・文・その他

内容説明

「死ぬのは少し淋しいけれど怖くない」―ロングセラー『がん告知以後』の著者が書き下ろした、「最期まで家族とともに自宅で過ごす」ための全九章。

目次

第1章 ホスピスに出会う
第2章 ナイチンゲールの国で
第3章 訪問看護に取り組む
第4章 ホスピスケア研究会設立
第5章 電話でホスピスケアを
第6章 在宅ホスピスのメッセージ
第7章 シシリー・ソンダース
第8章 がんを知って歩む会
第9章 死を見つめる

著者等紹介

季羽倭文子[キバシズコ]
1930年福島県生まれ。’53年国立岡山病院附属高等看護学院卒業。国立岡山病院、聖路加国際病院で看護師として勤務、日本大学医学部附属高等看護学院などで看護教育にたずさわりながら’69年~’70年、’73年~’75年に英国留学。留学中、訪問看護とホスピスに出会い、’75年に日大板橋病院に訪問看護室を、’87年「ホスピスケア研究会」を設立するなど、日本での訪問看護、ホスピスの普及、設立につとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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リョウ

3
訪問看護、そしてホスピスについて日本に紹介し、先進的な取り組みをしてきた著者の一冊。ただ生かすための医療ではなく、よりよく生きるための医療。がんは告知しないものというような運用がなされていたころと比べるとかなり現在では変化してきたようにも思えるけど、最後ということを意識した上でそれを消費してしまうのではなく、終わりを意識した上で暮らしていくということをもっと考えていった方がいいのではないか。2011/12/02

まままま

1
赤い毛布の話。 シシリーソンダース。2019/08/15

okatake

0
著者の看護師人生を振り返りながら、ポスピス・在宅看護の日々とその思いを綴った書。医療と介護は、どんどん連携していかなくてはいけない。2013/06/02

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