出版社内容情報
寺社・仏像だけじゃない奈良の魅力。 遷都1300年祭で再注目の奈良。取材歴20余年の地元記者が、「借家カフェ」「書と古本」「近代化遺産」など、もっと深い奈良を案内する最新紀行エッセイ。
内容説明
遷都千三百年で再び注目を集める奈良。地元紙記者出身の著者が、寺社・仏像だけじゃないディープなまちの魅力を紹介するこだわり紀行エッセイ。町家カフェ、古都の近代化遺産、街角のお地蔵さん、海なし県の水辺の風景、隠れたうまいもの、今までになかった視点で歩く、世界遺産の隣にある奈良。
目次
第1章 生活感あふれる「きたまち」
第2章 「ならまち」界隈
第3章 まちなか地蔵さん
第4章 高畑の洋館秘話
第5章 古都に息づく近代化遺産
第6章 まちを彩る乗り物
第7章 大和の水景
第8章 大和の食べもの雑記帳
著者等紹介
浅野詠子[アサノエイコ]
フリージャーナリスト・奈良教育大学非常勤講師。元奈良新聞記者。専門は地方自治。青山学院大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoji
36
とても素敵な奈良の紀行文です。ならまち界隈を中心に、ハレとケで例えるなら「ケの奈良」を綴っています。長年にわたって奈良の地方紙記者として勤めた作者だけに、実際に足で取材した奈良の魅力が満載。何より、読み物としてとても魅力的でした。2022/06/16
ぶんこ
30
行きたい所満載でした。 「ならまち」は行ったのですが、反対側の「きたまち」界隈と「高畑町」界隈に興味津々となりました。 町おこしや、古い建物の保存に尽力している方々に頭が下がります。 川を暗渠にした所が多いと知り、ちょっとショックでした。 生駒山の遊園地に有る飛行塔に乗って、眺めを堪能したくなりました。 稗田町の環境集落も歩きたい。食べ物では、大和高田市の「あんぱん」を食べたくなりました。 お饅頭のような形が可愛い。2014/09/19
ニコン
12
本当に奈良の平日の話だなーと思いました。休日だとやっぱり有名な寺院や史跡に行ってしまいますね。今度奈良に行くので、本の内容を思い出しながら、三条通りからならまちへ行ってみます。2013/05/15
ユキ@うろちょろ
6
奈良市を中心に、隠れた名所や観光地、その歴史を紹介。ほんとに奈良はその時代の人々に支えられている都市だなぁと思う。先人に感謝。 そしてここに勝手に加えたいのが、ならまちセンター四階の図書館から眺める猿沢池。興福寺の塔も見えて、おまけに周りに高い建物がないからよい景色でした。2012/05/06
Megumi Hirayama
5
奈良、主に奈良市街や社寺を紹介する紀行風エッセイ。奈良はより古いので、今ひとつマイナーなんだよな、登場人物が。それと古すぎて文化どころか遺跡になってしまってるとか。今では観光地となった近代建築や古民家とかもバブル期には取り壊されそうだったときくと、よく残したなあと感心してしまう。個人的には奈良の人って古いということにちょっと恥じらいを持ってるというか、謙虚なイメージでしたが。そこが京都とは違ういいところだった気がする。新刊のガイドブック買って、遊びに行きたくなった。2015/02/24
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