出版社内容情報
人気急上昇スミレ刑事ついにラストシーン?同じ街で起きた連続殺人事件。やっと追い詰めた犯人には完璧なアリバイが…。携帯メールなどのトリックを駆使する知能犯を逮捕し、スミレは笑顔に戻れるのか?
内容説明
スミレ刑事史上、最大の敵があらわれた!仲良し元同級生3人が、ほぼ一直線に並んだ3つの場所で、同じ凶器によって、約1時間のうちに連続で殺害された。犯人と3人の接点はどこに?光矢の推理が冴え、初めての大手柄かと思ったが、知能犯による大きなトリックの罠が仕組まれていた…。フィナーレは、やっぱり黒燕尾服風ジャケットを着て、階段状の場所。
著者等紹介
石平ひかり[イシダイラヒカリ]
1983年、神奈川県生まれ。歌手『hicalculator』としても活躍中。ケータイ小説家として、中経出版主催の短編ケータイ文芸賞にて大賞を受賞(アンソロジー『2股の年表。』の表題作となっている)。日本の本格ミステリーを牽引してきた島田荘司氏の紹介で、2009年8月、「講談社Birth」レーベルより、初の単行本『すごろくごはん』(書き下ろし長編)が刊行される。島田氏とは作風は異なるが、謎解きをベースに、ユーモアあふれる登場人場(キャラクター)を生き生き描くことに優れている、期待の新人作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
16
シリーズものの最終巻ですが、この作品単体でも十分楽しめました。連続殺人をふたりの刑事が追っていく物語でした。宝塚歌劇団や金田一少年の事件簿、メイちゃんの執事あたりのパロディが出てきたのも、面白かったです。2012/11/14
のほほん@灯れ松明の火
10
シリーズものとは知らず(しかも最終巻?)、図書館で、えらく目立つ表紙に借りてみました。この本の前に読んでいたものが、わりと重目のものだったので、よけいに軽ーく読めた気がします。思ったより推理そのものは、本格的だったような…。2011/09/16
白い風
7
★★☆1作目、2作目と違って1本物だったので、やっぱり重厚感はありましたね。 そしてトリックもそれなりになってきたとは思う。 同時に他の場所で3名が殺されるなど、内容も良かったね。 ただ、相変らずの軽さがミステリらしくないけどね(笑)2011/09/11
みやしん
1
楽しくはあった。女性向けラノベレーベルだともっと巻数が伸びただろうにと思う。2018/10/30
キスイ
1
全四巻のシリーズものの最終巻。ここから読んでしまいましたが、特に問題なく読めました。国内では珍しいコージーミステリという感じ。登場人物がメタ発言をしたりとゆるく軽いお話でした。2013/03/21