ちよの負けん気、実の父親―物書同心居眠り紋蔵

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062169349
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

娘の気持ちは難しい。紋蔵に最大の厄介事!いつも厄介事を押し付けられる「窓ぎわ同心」の紋蔵。八丁堀小町ちよが「あたいは公方さまのお姫様かもしれない」と思い込みはじめ…表題作他の大人気シリーズ。

内容説明

場所・時間を問わず突然居眠りを始めてしまう持病を抱えるため、物書同心の藤木紋蔵は「窓ぎわ」の立場。しかし書に通じありとあらゆる判例が頭に入っている紋蔵のもとに、上が頭を抱える厄介事はいつももちこまれる。八丁堀小町のちよが「あたいは公方さまのお姫様かもしれない」と思い込みはじめ…表題作他8篇を収録の人気シリーズいよいよ第11弾。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
昭和16年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。処女作『大君の通貨』で第四回新田次郎文学賞を受賞。平成6年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第百十回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

RED FOX

9
「孰か微生高を直なりと謂うや(たれかびせいこうをちょくなりというや)」居眠り病なだけで奉行所一の解決力のある紋蔵が今日も上司から不条理な仕事を押しつけられては解決するの切なく面白い。2024/09/28

ジュール

9
再読。「たれか微生高を直なりと謂うや」三味線の天才少女みわが本当の父のお殿様に引き取られる。そこでやっとこだわりのあった生き別れの母かよとのわだかまりがとれてよかった。「ちよの負けん気」やっぱり金右衛門がおとっつあんで良かった。2022/10/25

ちゃこ

8
物書同心居眠り紋蔵シリーズ第11弾。8話収録。【初出『小説現代』2010年1月号〜2011年3月号(隔月掲載)】 文政10年(1827)頃秋〜冬、文吉12歳。 三味線の名手・みわ、迷子のお婆さんを預かる平吉、みわに対抗心を燃やすちよ等、市川堂の手習子の話と親子にまつわる話が多かった。 まさかの黒川静右衛門の返り咲きに嵐の予感でどぎまぎし、結末に思わず失笑、結構好きなキャラなのでまたの返り咲きを期待します。 /[2015ー013]2015/11/24

M2

6
若竹がすっかり寄り合い所に(笑)文吉とちよちゃんが微笑ましいけどこの先どうなるんだろう。みわちゃんまた登場して欲しいな。それから稲さんの近況も知りたい。とにかくいつまでも続いて欲しい、このシリーズ。2011/07/04

うさこ@タッタカタ

5
ちよとみわ 子どもなのか 女心がかわいらしい。また気が強いなあー文吉の手に負えるのか 紋蔵さんじゃないけど心配になる。 天敵黒川が復活かと思われハラハラしたけどー。 全体に紋蔵さんが妙な才能で事件解決まではいかなかったのは寂しい。 みわの再登場頼みますー2013/06/02

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