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出版社内容情報
いま美術界を揺るがす最大のミステリー! 藤牧は生きているのか死んだのか、彼の作品は誰が作ったのか?彼は生きているのか死んだのか?
ミステリーとしても堪能できる美術界を揺るがす謎!
『芸術新潮』1月号でも注目される藤牧義夫
1935(昭和10)年、将来を嘱望された版画家・藤牧義夫が、隅田川河畔の下宿から忽然と消えた。その後、消息は今となっても杳として知れない。
しかし、藤牧の画業は昭和50年代から高い評価をうけ、現在、主要作品が国立近代美術館、東京都現代美術館などに収蔵されている。
そんな藤牧だが、現存する作品に多くの謎が含まれているという。戦後彼の作品を世に紹介したのは、藤牧の先輩にあたり版画家・版画史家として高名だった小野忠重で、彼の活動には大いなる疑問があると、故人となった美術評論家の洲之内徹や長年の追跡調査を行なった画廊主・大谷芳久は指摘する。
今年生誕百年を迎え、回顧展が予定されている。版画に人々が注目しだした昭和前期という時代と、現在、美術界を揺るがす謎を追う長編ノンフィクション。図版多数掲載
駒村 吉重[コマムラ キチエ]
著・文・その他
内容説明
美術評論家・洲之内徹が絶賛した藤牧義夫。その消息はいまも不明で、作品にはさらに大きな謎が残る。藤牧生誕百年、絵巻と版画に秘められた怪事を追う。
目次
よみがえった遺作と伝記
幸福なとき
父のすべてを忘れない
図案家修業
創作版画というトレンド
「描くが如くに彫る」
かんらん舎と遺作展
ヨーロッパ現代美術へ
「気まぐれ美術館」の人
思想。右と左の青春
迷宮の入口に
数珠つなぎの疑惑
物語は連鎖する
日輪になった父
雨の夜
著者等紹介
駒村吉重[コマムラキチエ]
1968年長野県生まれ。ノンフィクション作家。1997年から1年半モンゴルに滞在、帰国後から執筆活動に入る。2003年『ダッカへ帰る日』で第1回開高健ノンフィクション賞優秀賞、2007年『煙る鯨影』で第14回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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