ルシッド・ドリーム

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062168472
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

引きこもりはもう古い。新しい現実がある!夢の研究家・長坂悠一が、生きがたい人に指南する現実夢。この世をうまく生きることができる魔法のトリックが繰り広げる、涙あり、笑いありの抱腹絶倒小説。

内容説明

オフィス街の小さなビルの一室で、夜な夜な不思議な講座が開かれている。老若男女、職業もさまざまな人々が甘い蜜に誘われるようにそこにはやってくる。彼らの願いはただ一つ、楽しい夢の中で永遠に暮らす方法を身につけること。ここは、夢を我がものにし、現実をすてるための学校、ルシッド・ドリーム・スクール。うるさい家族、めんどうな恋人、すべてを捨てれば有り余るほどの幸福が受講生たちを待っている。悲しくもおかしい、怖いけれど魅力的な物語の始まりだ。

著者等紹介

中島さなえ[ナカジマサナエ]
小説家。1978年、兵庫県宝塚市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

79
私も夢をよく見る。それも夢の世界はエネルギー消費が激しいのか、目覚めるととても疲れている。自分が望むようなゆめは見られないけれど、夢の世界は、現実とは違うもう一つの世界のような気がする。もう一人の自分がそっちの世界で生きてる感じ。この物語に出てくる人は、現実の自分を好いてはいないような…別の自分になりたがってる。あまりスッキリとはしないけど、奈落の赤獅子は、希望を持って歩み出しそうで気に入った。2015/07/26

眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

12
夢の中でも夢だということを自覚できる それがルシッド・ドリーム 夢をコントロールすることによって、現実世界でも困難を乗り越えたり自信が持てるようになるとかならないとか 設定は面白いけどなんかふくらみがなかったなぁ 現実と夢とどちらもコントロールしていたら疲れ果ててしまうよ 目が覚めたときに「あぁ夢か・・・」ってのもいいもんじゃない? 色んな面から見たら、夢をコントロールすることは悪いことではないかもしれないけれど、個人的には夢は夢であってほしいな 2011/06/21

あや

7
【図書館】 ルシッド・ドリーム。こんなふうに夢を自由に操れたら…なんにでもなれるしなんでも出来る。けど思い通りにならないから夢、という気もする。夢を極めることで現実でも向上出来れば良いな。2011/06/18

草食系

5
睡眠時の夢を自在に操る技術を教えるルシッドドリームスクール。主催者はより良い現実に繋げるための意図だったが、受講者たちはうまくいかない現実を捨て、夢の世界で思い通りに生きようとし始める…そんな受講者の連作短編集。思っていたより展開の広がりはなかったけれど、発想は面白いし、最後はお約束かもしれないけど、涙ぐんでしまった。登場人物の葛藤の部分が短くて、軌道修正が早かったのが少し残念。2012/10/24

cecilia

4
歌舞伎の子と引きこもりの女の子の話が良かった。夢は何が出てくるかわからないというところが好きだから、私はルシッドドリームは見なくていいかな。2011/10/21

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