出版社内容情報
好評シリーズ第三弾、おれんに再び恋の予感江戸・八丁堀にある、お上の知らぬ隠し部屋がある“天女”の湯屋が、こんどは鼬(いたち)小僧に狙われて……。さらなる仲間やおれんの恋、厄介事益々の最新作!
内容説明
江戸・八丁堀。お上の知らぬ隠し部屋がある“天女”の湯室が、こんどは鼠小僧ならぬ鼬小僧に狙われる。天女湯の秘密にかかわる難敵相手に、お上に頼るわけにもいかず…。天女湯に集う庶民たちの悩みは尽きず、相談事が持ち込まれ、さらにはおれんにも久しぶりの恋の予感が。「春色恋苦留異」ほか、厄介事益々の七編を収録。
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
静岡県生まれ。上智大学文学部英文学科卒。外資系企業を経て、翻訳・作家活動に入る。1996年『眩惑』でデビュー。2003年に『其の一日』で第二四回吉川英治文学新人賞受賞。2007年に『奸婦にあらず』で第二六回新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
47
本棚にこの本が入ってなくて、あらまぁ読んだのにレビューを忘れて次の「楠の実が熟すまで」に行ったのねと慌てて。おれんさん3冊目、女の色ってハマると怖いものなんですねぇ。えっ?それが先にきますかって?春色って題ですものおれんさんに恋が帰ってきてもいいじゃないですか。恋・・良い響きです。灰になるまで女ですものねぇ長屋のおかみさん2022/05/25
かずよ
32
そっかぁ、江戸時代は女子が男子の半分しかいなかったのね(笑)江戸時代の短編でさくさくっと読めた!2013/04/09
さなごん
21
また前作をすっ飛ばして読んだのでんなとこもあったけど、まあ、とりあえずハッピーエンドかな?幼女のは江戸時代であっても読んでてつらかった。2015/10/25
kazu@十五夜読書会
19
天女湯おれんシリーズ3巻。前作1.2巻で「天女湯」で働く者の、一筋縄ではいかない面々の紹介が終わっており、今作はおれんの恋のお話を軸にほのぼのとしたストーリーが展開されて、読みやすかった。2012/12/29
星落秋風五丈原
14
江戸・八丁堀にある「天女」の湯屋が、こんどは鼬小僧に狙われる。さらにおれんにも久しぶりの恋の予感が…。「春色恋苦留異」をはじめ、厄介事益々の全7編を収録。2011/04/16