出版社内容情報
25年かけて執筆された韓国最高の大河小説韓国現代文学史上、最高の女流作家・朴 景利氏による畢竟の大河小説。李氏朝鮮王朝崩壊から、近代韓国成立までの60年間の歴史と苦難する民衆を描く一大叙事詩
内容説明
いつもは長閑な平沙里の村を、疫病が襲った。コレラだった。崔チスの周りでも人がばたばたと倒れて死んだ。崔参判家の大奥様が病死すると、ソウルから来た親戚・趙チュングと洪氏夫人は家の乗っ取りを謀る。村いちばんの美形、李ヨンは、ムダンの娘・ウォルソンとの道ならぬ恋に身をやつす一方、妻や愛人にうるさく言い寄られていた。疫病と飢饉で、荒廃した村ではついに謀反の炎が上がった。ソヒは、家を捨てて間島へ逃亡する。時代は、風雲急を告げていた。民族全体の心の問題を描く一大巨編叙事詩。
著者等紹介
朴景利[パクキョンニ]
解放後(戦後)の韓国を代表する女流作家。1926年、慶尚南道忠武市(統営)生まれ。1955年、『計算』で文壇にデビューし、『不信時代』、『僻地』、『暗黒時代』などの問題作をたて続けに発表した。『土地』は、1969年9月『現代文学』誌で連載が開始され、約25年の歳月をかけて、1994年に脱稿した。この小説は慶尚南道河東郡を舞台に、両班の大地主、崔参判家の栄枯盛衰を通じて韓国の近代史を描いた大河小説で、5部、全16巻に及ぶ大作である
金正出[キムジョンチュル]
1946年、青森県生まれ。当地の青森高校を経て、1970年、北海道大学医学部卒業。現在、茨城県小美玉市にて美野里病院院長。カナダ韓国語学院主宰
金容権[キムヨンゴン]
1947年岡山県倉敷市生まれ。1971年早稲田大学文学部卒。現在、韓国朝鮮に関する著述・翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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