出版社内容情報
高校サッカーを経験した人たちにとって、"サッカーの聖地"と言われる国立競技場ではない、もっと身近に感じていた憧れの「もう一つの聖地」がある。全国各地にある「もう一つの聖地」では、今も昔も様々な名勝負が繰り広げられ、物語が紡ぎ出されていく。
地元のサッカーファン、関係者たちがいつになく熱狂的な声援を送る聖地での大事な試合は、そこを経験したひとの人生の中で最も大きなイベントのひとつでもある。「聖地」を越えた人、越えられなかった人はどちらも存在するが、現在のプロサッカー選手や指導者たちはその場所で何を感じ、何を得て、そして今、何を思うのか? 「原点」ともいえる高校サッカーで彼らが熱く興奮し、サッカーファンが彼らを温かく応援していた日々は、忘れかけている何かを思い出させてくれるはずだ。
本書では、細貝萌(アウクスブルク)、田中達也(浦和レッズ)、小林祐三、狩野健太(横浜F・マリノス)、矢野貴章(フライブルク)、宮市亮(フェイエノールト)、楠神順平(川崎フロンターレ)、岡崎慎司(シュツットガルト)、青山敏弘(サンフレッチェ広島)、森重真人(FC東京)、岩下敬輔(清水エスパルス、以上掲載順)をはじめとした選手、指導者たちが「それぞれの聖地での物語」を語る。全国各地で熱闘を演じてきたひとの数だけ聖地での物語は存在するが、本書に登場する彼らにとって聖地はどのような存在で、どのような経験を得た場所なのか? それぞれの「聖地物語」が明らかになる。
<聖地を巡る様々な物語>
●群馬・敷島運動公園サッカー・ラグビー場
・細貝萌(アウクスブルク)の物語
群馬の聖地・敷島の思い出
・今も続く敷島と山田耕介の"師弟関係"
●東京・西が丘サッカー場
・田中達也(浦和レッズ)の物語
常勝チームの聖地を巡る宿命
●静岡・草薙球技場/日本平スタジアム
・小林祐三&狩野健太(横浜F・マリノス)の物語
草薙、号泣した2人の追憶。8年の時を経て、再び同じピッチに
・矢野貴章(フライブルク)の物語
次のステップを踏むために必要な場所。
●愛知・瑞穂陸上競技場
・宮市亮(フェイエノールト)の物語
いつか帰る日のために世界で戦う。
18歳で欧州へと渡った少年の父であり母でもある聖地・瑞穂
●滋賀・皇子山(おうじやま)総合運動公園陸上
・楠神順平(川崎フロンターレ)の物語
その原点となった"厳しき"皇子山
●兵庫・神戸ウイングスタジアム
"古くて新しい聖地"に息づく歴史
岡崎慎司(シュツットガルト)の物語
サムライと聖地の不思議で幸福な物語
●岡山・倉敷運動公園陸上競技場
・「誤審事件」から生まれた引退試合
・青山敏弘(サンフレッチェ広島)の物語
四十瀬で起きた「誤審事件」
●広島・広島広域公園第一球技場
・森重真人(FC東京)の物語
兄は歓喜から涙、弟は涙から歓喜
・広島皆実、全国制覇の"裏"物語
●鹿児島・鴨池陸上競技場
・岩下敬輔(清水エスパルス)の物語
「次に行ける資格を得られるか、得られないかという試験の場」
"通過点"でもあった聖地・鴨池
・名将たちが見つめる「心の帰るべき場所」
安藤 隆人[アンドウ タカヒト]
著・文・その他
内容説明
高校サッカーを経験したひとたちにとって、国立ではない、憧れの「聖地」がある。全国各地にあるそうした「もう一つの聖地」では、今も昔も様々な名勝負が繰り広げられ、物語が紡ぎ出されていく。そうした「熱闘」「物語」を演じてきた海外組&Jリーガーたちがそれぞれの「聖地での物語」を語る―。
目次
群馬―敷島運動公園サッカー・ラグビー場
東京―西が丘サッカー場
静岡―草薙球技場日本平スタジアム
愛知―瑞穂運動公園陸上競技場
滋賀―皇子山総合運動公園陸上競技場
兵庫―神戸ウイングスタジアム
岡山―倉敷運動公園陸上競技場(通称「四十瀬」)
広島―広島広域公園第一球技場
鹿児島―鴨池陸上競技場
著者等紹介
安藤隆人[アンドウタカヒト]
1978年2月9日生まれ、岐阜県出身。少2のときに見た高校選手権をきっかけにサッカーを始め、大学時代からサッカージャーナリストを目指し、高校サッカーの取材のために全国行脚を開始。大学卒業後は銀行員になるが、休日には引き続き高校サッカーの取材で全国各地を回る。夢をあきらめきれず、5年半の銀行員生活の後、フリーサッカージャーナリストに転身。転身後は、世界各国のユース事情も取材しながら、30ヵ国を訪問。ユース年代に対する幅広い知識と取材実績で、「ユース教授」の愛称がつく(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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