刑事のはらわた

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062165891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

所轄の盗犯刑事から県警本部に引き上げられた若き警部・八神。畑違いの鑑識課で百戦錬磨のベテラン班員を率いて結果を残していく。ミスさえ犯さなければ昇進を約束されていたはずの八神だったが、ある現場に臨場したことで突然その歯車が狂いはじめた―「俺は組織から切り捨てられるのか」。

著者等紹介

首藤瓜於[シュドウウリオ]
1956年、栃木県生まれ。上智大学法学部卒。会社勤務を経て、2000年に第46回江戸川乱歩賞を『脳男』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

41
『脳男』の首藤さん と言う事で かなり期待して読んだのですが・・・ 最後まで引き込まれる事なく終わってしまいました。 八神の事も好きになれず・・・ 脳男や 指し手の顔 のようなストーリーをお願いしたいです。2015/04/28

tougeichan

17
切り刻んで割って引き出しての司法解剖のシーンがリアルに表現されているのだが、される立場にだけはならない人生を送りたいと思ったよ。盗まれた20キロもの金の地金インゴット。逃げる際に飛び込んだ運河に沈んだこの金塊の行方は?傍には法医学教室が・・これがストーリー。刑事同士の縄張りや憎しみ合い、はたまた足の引っ張り合い。終章で鑑識課員の登場で事件は解決に。アルコール漬けになった脳、腸を犠牲に。気味の悪い最後のシーンだけが印象に残る話ではあるが、刑事であろうが大学の先生であろうが金塊は欲しいという欲話で終わった。2012/10/26

ねこまんま

16
何が何だかさっぱりわからないお話でした。 主人公は、なんでこんな行動に出たのか、性格や心情も伝わってきません。 結局、真相が知りたかっただけなのか?それとも金塊が欲しかったんかすら分かりません。 犯人は中盤ですでにわかっちゃうし、ラストにとんでもないことをやらかす人も、唐突過ぎて・・・・・・ タイトルの意味もよくわからない。 刑事はみんな、腹の中で考えてることはわからない、ってことなのかな?2013/10/16

こぐまーパパ

13
刑事のはらわた。どす黒いなぁ、という印象。日常的に発生する犯罪と独特な警察組織。そんな中、皆、いろんな意味で気付かぬうちに病んでしまうのかな。物語は、色々とスッキリしないし答えはでないまま。これも作者の意図通りなんだろうなぁ。ある意味すごいと思ってしまう。2014/11/07

まつじん

13
なぜ主人公がこだわりを持って事件に取り組んだのかピンとこなかった。なんかこう熱もないのに執拗で解剖の多いシーンもあって気持ち悪さが先にたった。この作品のために無理やり作り出したような架空の都市(ですよね)もいまいちですな。2010/11/06

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