内容説明
今だからこそ語れる、10年目の真実!プロレスが「誇りある、夢のあるショービジネス」であることを世間に宣言し、何が起こるかわからない緊迫感をリング上で表現できたならば、レスラーは再び「あこがれの存在」に返り咲くことができる。
目次
序章 『流血の魔術 最強の演技』と、それからのプロレス
第1章 分かれ道―プロレス黄金期から衰退期へ
第2章 逃した好機―SWSとWJプロレス
第3章 ゴールデンタイムの時代。プロレスは輝いていた
第4章 『流血の魔術 最強の演技』は悪魔の書だったのか!?
第5章 「迷走」を続ける平成プロレス
第6章 危機感の乏しいプロレスラーたち
第7章 プロレスはどこへ行くのか
あとがき 低迷し続ける日本プロレス界の救世主
著者等紹介
ミスター高橋[ミスタータカハシ]
1941年、神奈川県横浜市に生まれる。柔道三段、パワーリフティング・ヘビー級初代日本選手権者。プロレスラーとしてもアジア各地を転戦する。1972年、レフェリー兼外国人レスラー担当として、草創期の新日本プロレスに入団。以来25年余にわたりメインレフェリーとしてアントニオ猪木らの試合を2万試合以上裁き、一時期はマッチメイカー、審判部長も務める。1998年、レフェリーを引退。2001年、『流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである』(講談社/現在、講談社+α文庫)を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅうと
17
前著の反響についての本人談。僕にとっては、ミスター高橋本は出版されて良かったと思ってる。2022/07/26
sayzk
4
本書の第一弾を読んでないとわからない内容ですので購入注意。著者はカミングアウト後こそプロレス復興、と言う。しかし、どうも著者は、見る側が”真剣勝負”として観ているという前提でいかにして良質なアングルや選手の”演技”をするかという今までのスタイルからどう抜け出すのか具体策に乏しいように思える。東京デンジャラスボーイとやらも読んでみたいな。それと興業にまつわる〇〇団さんとの関係はカミングアウトしないのかな?2011/08/10
たぬきごんべい
3
第一幕の暴露本批判に対する言い訳本となっているのが残念。プロレスに台本があっても鍛えた体のぶつかり合いは面白い。第一幕をとても読みたいです。 【★★★☆☆】2014/10/22
pudonsha
3
言い訳が多いのが残念だが、予想以上に面白かった。あと、ドラゴンには相変わらず厳しい。2011/05/15
はいから博士
3
流血の魔術の第一弾のようないわゆる暴露本的な性格が弱くなっている。ミスター高橋がプロレスの仕組みをインサイダーとしてほぼ初めてに近い形でカミングアウトをし、プロレスの人気低下の戦犯といわれたため、反論に多くのページが使われている。また自分の人生計画をことごとく邪魔してきた長州、コンニャクのように決断力のない藤波あたりの書かれ方はものすごいものがある。ツボだったのは、あれだけプロレスはショーと言ってきた著者の好きなプロレスがショーである事を隠し続ける猪木流のストロングスタイルだということ。2010/11/30
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