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内容説明
全創刊誌を解析、初公開の秘話で「マンガが熱かった時代」が蘇る。
目次
第1章 月刊誌・赤本マンガ・貸本マンガ(一九四五年~一九五九年)
第2章 「サンデー」と「マガジン」(一九五九年~一九六五年)
第3章 「キング」「ジャンプ」「チャンピオン」(一九六三年~一九七五年)
第4章 劇画の「マガジン」、ラブコメの「サンデー」(一九六五年~一九八〇年)
第5章 成年誌と青年誌(一九五六年~一九八〇年)
著者等紹介
幸森軍也[コウモリイクヤ]
作家、株式会社ダイナミックプロダクション出版企画部部長。1961年兵庫県生まれ。関西大学商学部卒業。1989年株式会社ダイナミックプロダクションに入社。1992年『げんまん』(野性時代/角川書店)で作家デビュー。数多くのコミック著作権関連訴訟の陣頭に立つ。現在、専修大学文学部で日本文化研究の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
マンガ道の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
21
戦後すぐから昭和50年代までのマンガの歴史を網羅した本。印象度A+ これは労作。文献を紐解き、漫画史を網羅。手塚のデビューした赤本漫画から貸本漫画、月刊誌から少年週刊漫画誌に至るまでの流れ。 この本の特徴は、漫画家でなく主に「漫画雑誌」の流れを整備したことにあると思う。あと、漫画のタイアップ(アニメ化や、それにともなうグッズ化)の歴史ものっていて素晴らしい。漫画史を知るには必読の一冊2024/03/02
645
4
漫画雑誌の話を中心に据え、引いてはその業界の動向やグッズ展開にと内容は多岐に渡っている。もちろん手塚治虫や梶原一騎等の漫画の歴史を語る上に置いて欠かせない人物には文面をそれなりに割いて書かれているため、彼らの様な偉大な漫画家がどの様に登場をし業界に衝撃を与えたのか、その当時に生まれてない・実感のない人達にも分り易い様に説明がなされている。漫画というものが子供の読むものから日本の文化へとなっていくその前段階、帯の通り「マンガが熱かった時代」漫画家達の戦記という感じ。2013/08/21
たくのみ
3
トキワ荘や個人の漫画家の歴史でなく、漫画雑誌、そしてその構成部分に焦点を当てていて読みやすかった。引用が多く、戦記物の作者的な視点で書いている雰囲気。だから大戦争なのか。後半の青年・大人マンガ誌の興亡部分は力が入っていた気がする。 2012/10/20
こばこ
2
戦後すぐから昭和50年代までのマンガの歴史を、比較的淡々と語る書籍。内容としては、マガジン・サンデー・ジャンプ・トキワ荘なんかは特に、それぞれを語る本人の言を含めた書籍が出ているので、充実ぶりでいえばそちらに譲る形になるが、網羅的に書かれていることは評価出来る感じ。あと、青年・成年マンガについて書かれている書籍は少ない中で、それについて書かれているのはよい。2016/06/09
にもも
2
課題をする際に、少年ジャンプについての章を参考にした。永井豪の『ハレンチ学園』を読んでの編集長と読者の反応の違いから、読者アンケート重視の方針を明確にしたという部分が特に参考になった。2012/07/06