御当家七代お祟り申す―半次捕物控

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062163545
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

半次シリーズ最高の痛快傑作!!
天才将棋少年の父、甲州浪人武田新之丞は何かクサい。偽古筆を瞬時に見抜き、夜盗を一刀で斬り倒す。正体を探る半次は一路大和路へ。予測不能の因縁を解く痛快作。

内容説明

恨みが恨みを呼び、騒ぎが騒ぎを呼ぶ。天才将棋少年の父親、甲州浪人・武田新之丞は何かがクサい。古筆の真贋を瞬時に見抜き、コソ泥を一刀のもとに斬り倒す。只者ではない新之丞の正体を探るため、半次は一路大和路へ。向かった和州柳沢家は「御当家七代お祟り申す」の張り紙で大騒ぎ―。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
昭和16年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。処女作『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞を受賞。平成5年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

うさこ@タッタカタ

10
文庫で再読。短編と全体の物語が重なって、謎解きの要素も有り、楽しめました。前回より読み込んだかな。細かい笑いまで拾えました。長屋のおかみさんたちが、半次親分だよ、きゃーみたいなのがいいなあ。読友様のレビューのとおり長屋は心張り棒ですよね。2014/10/15

ジュール

7
半次シリーズ。再読 でもおもしろい。とくに小三郎が唐詩選と自分の漢詩が掲載された雑誌をわざと目立つように芸者に見せ、漢詩の世界の事情通に詩を酷評される場面は笑える。 少し有名な大学の地方からの新入生と同じ。 昔の自分は?2022/07/16

文句有蔵

7
前巻において質の低下を感じたが、本巻ではまた盛り返してテンポよく、なかなか面白かった。しかし長屋住まいでありながら、出掛けるにあたり施錠をしており、またその合鍵を家主が持っている、という話には「どひゃー」だ(笑)しかも御家騒動の内偵に半次が出向く?隠密同心の立場をどう考えているのだろうか(^-^;)……表題の「御当家七代」については、連作がうまく伏線になっていて引き込まれたが、最後の最後には間に合わせのような帳尻合わせになっており、ガッカリというよりはむしろビックリの唖然呆然( -_-)2014/08/21

うさこ@タッタカタ

4
図書館: 文庫本になるまえに借りちゃおー安定した面白さ。こおろき゛さんがだいぶ大人しくなったな。ミーハーなんで笑いました。 武田親子特に将棋の天才息子くん。今後も楽しみ。半次カッコいい。2013/04/22

ちゃこ

3
半次捕物控シリーズ第8弾。【初出『IN☆POCKET』2008年12月号,2009年4月号〜2010年2月の偶数月号】8話収録。 甲州浪人の武田親子が新たに登場。家族の絆に関する話が多い巻だった。表題作も良かったが、夫婦神の話が一番面白かった。小三郎が目覚めた(?)漢詩についてや、菅原道真と天満宮、柳沢家について等々、今回も豆知識満載で読み応えがあった。 /[2014ー191]2014/09/21

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