内容説明
天照大神、素戔嗚尊、大国主神、日本武尊…国造りの神々をはじめ、聖徳太子、中大兄皇子、紫式部、源氏や平氏、西行、楠木正成、信長、秀吉、家康、徳川光圀、吉田松陰など、時代を生き抜いた人物たちの光芒を描き出す。次世代に伝えたい創世神話から明治維新まで歴史で学ぶ日本人のこころ。
目次
神話が語りかけてくるもの
樹木と歌の起源―素戔嗚尊
大国主神の害虫駆除
天孫降臨
山と海をつないだ稲のロマン―海幸・山幸
神武東征
永遠の祭場―伊勢神宮
日本武尊
鳥の名をもつ天皇―仁徳天皇
神の力を宿す繊維〔ほか〕
著者等紹介
河合真如[カワイシンニョ]
昭和30年、岐阜県生まれ。高校時代に化学を学ぶ。公害問題に直面して自然との共生思想をもつ神道に共感し、昭和48年に神宮研修所に入学。昭和50年、神宮に奉職。現在、神宮司庁広報室次長としてマスコミの対応や講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しろもち
2
絵に重点を置いているようなタイトルですが、絵は補足のような印象でした。 蹴鞠の絵でなぜ靴が差し出されているのか聞かなきゃ謎なままですっていう絵を取り上げたりしていて面白かったです。 歴史をさらっと振り返れる作りになっているのもありがたかったです。ちょこちょこ挟んでくる言葉の由来の説明てば豆知識が得られるはず!2012/05/05
Teo
0
本をぱらぱらとめくったら日本の歴史絵画が見えたので、こう言う本は珍しいと思って買った。その絵に対しての解説付きの様にも見えたので。しかし読んでみてそれはかなり違う事に気がついた。ともかく前書きや後書きが無いのでこの本の主旨が最初は全然分からない。あとからPHP研究所の「歴史街道」の連載だと分かり、どうやら絵と詩歌を元にテーマを徒然なるままに書いた様な物だと分かった。著者は神宮研修所の人なのでその方向から。まあ、絵はちょっと参考になった。2010/06/08