官邸敗北

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062161596
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「いいか、奴らに鳩山政権を守る気などない。敵だよ」

クリスマスの晩、“異変”は静かに始まった。著者の身辺で次々と起きた不可思議な事件、その謎解きで見えた民主党豹変の真相。与野党激突の舞台をしつらえ、政治家を争わせて操る人々が、日本の中枢を支配している――!

ベストセラー『官僚との死闘七〇〇日』、山本七平賞受賞『日本国の正体』の長谷川幸洋氏待望の新作。鳩山政権はなぜこんなに早く、こんなに大きく失墜したのか。「これは私自身が手触りの取材で感じた鳩山政権論である。政治家、官僚、メディアの現場感や本音にこだわった」(はじめに)とあるように、著者自身も本書の登場人物となり、実名を挙げてリアルに「鳩山官邸の敗北」を活写する傑作政治ドキュメントです!

第一章 官邸連続ミステリー
●財務官僚が議論にヤジ
●事業仕分けの功績者を邪魔者扱い
●菅直人の怒声「フジイの辞表をもってこい」
●官邸をないがしろにした財務省人事

第二章 民主党抱き込み工作
●財務省のゲームプランにはまる
●霞が関の利権を財務省の利権に組み替え
●国家戦略室の法的根拠は「どうぞ総理のご勝手に」
●内閣総務官室が書いた驚くべき法案

第三章 ドーナツ化する政権
●財務省お得意の「ヘトヘト」作戦
●藤井財務相辞任の背景
●政策決定の主導権を市場に委ねる邪道
●マニフェストと閣議決定の板挟み

第四章 操縦されるマスメディア
●一回の電話で亀井に押し切られた鳩山首相
●勝主計局長が激怒
●国税と検察はスキャンダルを知っていた
●司法記者を検察のポチに仕立てる四重基準

第五章 財政と天下りを分けるな
●民主党の成長戦略は専務理事政策の典型
●増税より公務員給与の削減が先
●財政危機と天下り問題は表裏一体
●総理大臣が小沢の代理人

はせがわ・ゆきひろ 東京新聞・中日新聞論説委員。慶應義塾大学経済学部卒業後、中日新聞社に入社、ブリュッセル支局長などを経て現在に至る。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)で国際公共政策修士。財政制度等審議会臨時委員、政府税制調査会委員などを歴任。

長谷川 幸洋[ハセガワ ユキヒロ]
著・文・その他

内容説明

どうして、こんな事態になってしまったのか。鳩山政権は次第に財務省をはじめとする霞が関に取り込まれていった。閣僚や政務三役、民主党議員、政権中枢で働く官僚、野党議員たちの話を聞きながら、私はそう思った。ただ、そのプロセスは単純な一本道であったわけではない。ときには閣僚が官僚に怒鳴り声を上げ、逆に政権のど真ん中にいる官僚が私に政権に対する怒りと怨嗟の声をぶつけたこともある―。著者の身辺で起きた連続ミステリー、謎解きで見えた民主党豹変の真相。

目次

第1章 官邸連続ミステリー
第2章 民主党抱き込み工作
第3章 ドーナツ化する政権
第4章 操縦されるマスメディア
第5章 財政と天下りを分けるな
終章 新たな政界再編の幕が上がる

著者等紹介

長谷川幸洋[ハセガワユキヒロ]
東京新聞・中日新聞論説委員。1953年、千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、中日新聞社に入社、ブリュッセル支局長などを経て現在に至る。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)で国際公共政策修士。財政制度等審議会臨時委員、政府税制調査会委員などを歴任。テレビ朝日系番組「サンデーフロントライン」「朝まで生テレビ!」などでも活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hk

6
本書が扱っている政局の変化は2009年の政権交代から2010年の参院選挙前までの間だ。この短期間に目まぐるしく変わる財務省と民主党の関係は実に面白い。①政府系金融機関からJALへの融資に対する政府保証を跳ね付けた菅直人②事業仕訳の成果をどちらが予算編成案に投影させるかで財務省と官邸が紛糾 平たく要約すれば①②の要因で財務省が官邸を見限り、民主党政権は漂流し始める。そして党内部が分裂しはじめたのを見て、財務省が自分の言いなりになる側だけに手を差し伸べて…といった具合に財務省の狡猾さが克明に描写されている。2016/02/14

greenman

2
著者の長谷川幸洋さんは気骨あるジャーナリストで、今までも注目していた人物。すでに出版されて1年以上経つが、その時点で民主党政権に黄色信号どころか、限りなく赤色に近い黄色になってたんだなと実感する。民主党は政権を取る前に、取った後の行動や計画をしっかりしておくべきだったし、官僚とも向き合ってバトルすべきだった。宮台真司さんの「民主主義が一度もなかった国・日本」が出版されたころは、もっている利点を生かせる可能性があったけど、結局民主党の政策や理念は骨抜きにされて、最初に持っていた利点を失った。2011/09/19

gilzer

1
2009年9月に誕生した民主党鳩山政権(正確には連立政権)の政権発足からの政権運営を与党政治家、官僚などの思惑と絡めてウオッチした本。事業仕分け、藤井財務大臣の突然の入院と辞任、乗数効果や消費性向というマクロ経済学の基礎的概念について国会で質問されて答えに窮した菅財務大臣の失態、ガソリン税暫定税率の据え置きを官邸に乗り込んで鶴の一声で決めた小沢幹事長(いずれも当時の肩書き)。これらメディアでも報じられた政治の表層の背景に潜む政治家や官僚の思惑を著者の視点から推測していてなかなか読み応えがあった。2012/02/11

T坊主

1
勇気あるジャーナリストとして賞賛に値する一人。官僚、政治家、メデイアの問題点を抉り出した本。 制度を自分達に都合よく作り、又いつでも都合に合わせて変えられる官僚、視点は自分達の天下り先の開拓、確保ーこれはすべて税金。財政危機と天下り問題は表裏一体、しかしそれを言えない審議会委員、政治家そしてメデイア。皆利害関係があるからと。大正時代はメデイアは権力の監視機関だった。今は御用機関になり下がっている。こういう状況を打開するのは誰なのか?? 国民一人一人にかかっているのだが。2011/07/13

Uたロー

0
官僚を、組織防衛のためではなく、国家のために働かせるようなシステムを何故政治家は構築しないのだろうか?こういう本を読む度に常々疑問に思う。2014/06/26

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