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内容説明
今、僕は地域プロデューサーとして生産者たちとともに活動をしている。だが2008年までは漁師だった。もっと稼げる仕事ができたからした決断ではない。漁師の仕事が嫌いになったからでもない。ただ、目の前にある幸せではなく、未来、将来の家族の幸せのために僕は、覚悟を決めたのだ。
目次
第1章 ただ、漁師になりたかった
第2章 都会生まれの漁師、誕生
第3章 だから僕は船をおりた
第4章 新たな出会い
第5章 未来ヘ向かって
著者等紹介
近江正隆[オウミマサタカ]
地域プロデューサー。株式会社ノースプロダクション代表取締役。1970年東京目黒区生まれ。海に憧れ漁師を志し、雇ってもらえる船を探して北海道を放浪。1991年に漁業に従事する。1999年インターネットショップ「旬の逸品やさん」を開設。2003年度楽天市場年間売り上げランキング・魚部門で1位を獲得。月商1000万円を超える人気ショップに成長させる。しかし海の事故での「気づき」から活動の方向性を大幅転換。現在は十勝浦幌町で始まった学校教育と連携した新しい町おこし事業の生みの親として、また若手農業者集団のプロデューサーや「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」の成澤由浩氏など日本を代表する料理人への物語性ある食材の提案など、様々な切り口から独自の視点とつながりを活かし、「新たな価値感」を全国に広めるべく奔走中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
19
2010年。都会生まれの若者が、北海道で漁師になり、地域と都会を結ぶ仕事をしていくまで。キャンプ生活での農家のお手伝いから、徒歩の旅で知り合った漁師さんに認められて船に乗る。雑魚のネット販売や地域の活性化の活動をして行く。自然の脅威を学び、都会の消費文化との違和感を感じて、一次産業の活性化と都会での認知向上を使命とし活動している。2023/04/17
hit4papa
17
東京生まれの著書が漁師を志し、すったもんだの末、地方創生に情熱を傾けるまでが語れた本です。周囲との信頼関係を築きながら漁師になり、アイディアから大きな収益を得たものの、命に関わる事故を経て、人々とのつながりの大切さを再認識して、地域のために尽力しようと決意する(地域プロデューサですか)。北海道を放浪しながら様々な人と出会い、気づきや学びを得たという経験談は、目新しさは感じません。人生における決断の例として参考にはなるでしょうか。本書は民主党政権下に書かれたものですが、今も地域をとりまく情勢は変わらないね。2017/07/31
ゆうきゃん
2
自然の中で暮らしたいという思いで都会を離れた自分としては共感する部分もあったが、反面目新しさは少なかった。実際に自然と対峙することで感じる「諦観」と、だからこそ感じる人のつながりの大切さ。地方と都市の食糧問題における「役割」の認識を再確認。都会の人たちは、働いて給料をもらえれば食うに困らないと思っていると思うが、どうかな。自分の食べているものがどこのだれがどのようにして作ったものなのか、一度でも気にかけたことがある人には一読をすすめます。2012/12/04
kurita
1
今後の近江さんの益々の活躍を期待します。と同時に自身も頑張ります♪2010/06/01
ケイケイ
0
🌟🌟🌟🌟NPO法人十勝浦幌楽舎の近江代表の序章。これからのご活躍を応援します!2023/11/27




