出版社内容情報
人生は夕方からが楽しい。還暦は過ぎても人生まだまだ宵の口。ヴォネガットのユーモア、ブローティガンの絶望、音楽、酒、たばこ、神田界隈をこよなく愛する著者のエッセイ集。
内容説明
人生は夕方から楽しくなる。ミスターインターネット、「神田の町工場」のおやじ畢生のエッセイ。
目次
ベトナム反戦、LSD
トンズ・オブ・マネー
九龍の車夫の子が
落ちこぼれ
からおけ秘抄
場違いの効用
金融破綻
怖いもの知らず
絹の黒いドレス
「先生」と「社長」〔ほか〕
著者等紹介
鈴木幸一[スズキコウイチ]
(株)インターネットイニシアティブ代表取締役社長。1946年生まれ。米軍進駐下の横浜市中区に育つ。早稲田大学文学部卒。26歳にして、初めて正式に就職、(社)日本能率協会の職員となり、10年弱、サラリーマンを続ける。35歳で退職、以後、研究所の役員、各社の顧問等を経て、日本における商用インターネットを立ち上げるため、1992年に(株)インターネットイニシアティブ(IIJ)を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じいじ
1
30余年前、著者の若かりし頃を存じ上げているので、懐かしく思いながら、水割り片手に読ましていただきました。 含蓄のあるいい話がたくさんありました。 面白かった。 おすすめ度:★★☆ 2011/02/19
li1y
0
ビジネスの第一線で活躍する一方で、文化的な教養も深く社会に対して多様な視点で鋭く考察を与えている。あとがきにもあったが、世の中に対して一定の距離を置いているということと、インターネットを立ち上げたバリバリのアントレプレナーという一見、相反する価値観がより文章に引き込まれる理由かとも思ったりする。日経で毎週読む著者のコラムが好きで読んでみたが、あまり暑苦しく語ることもなく自分をひけらかすこともなく淡々と書かれた文章は読んでいて非常に心地が良い。2016/12/08