内容説明
あなたは知っていますか?盲導犬が交通事故に遭っても、「物」として扱われることを。強い絆で結ばれていた熊澤さんと盲導犬サフィーを襲った、突然の悲劇。サフィーを失い、悲しみに暮れる熊澤さんに、さらなるつらい現実が突きつけられる。それは、「盲導犬は、車いすや杖と同類とみなす」という言葉だった。盲導犬は、はたして本当にただの「物」でしかないのか―?この思いはやがて、審判を世に問うための裁判へと進んでいく。その答えは、サフィーの生涯に込められていたと信じて…。この世を去ってもなお、人々を不思議な縁で結びつけたサフィーと、そんなサフィーを心から愛した熊澤さんとの美しい日々を綴る、感動ノンフィクション。
目次
プロローグ
第1章 子犬の名は、サフィー
第2章 盲導犬を目指して
第3章 盲導犬サフィーの誕生
第4章 すばらしきパートナー
第5章 別れの朝、悲しみの始まり
第6章 命の価値をめぐる戦い
第7章 サフィーへ贈る歌
エピローグ サフィーへの誓い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
書の旅人
14
山へ出勤途中、岐阜の行きつけの本屋で出会った瞬間、目が離せなくなってしまった。運転中もつい目がいってしまい、今読んでいる本を中断することにした。冒頭から、サフィーはトラックにはねられ、この世を去ってしまったことを知り、胸が痛む…。会ったこともない私がそうなのだから、熊澤さんはもっと辛かっただろう…。それなのに加害者の出したものは、「盲導犬は車椅子や装具と同類。その損害賠償は、新しい子犬の購入代10万円を含めた20万円が妥当」というものだった。ふざけるな!!!装具と同類って何だ?この国はまだそんな馬鹿な事を2017/05/01
yukiusagi
1
☆☆☆☆☆2015/08/10
sakajin
1
2010年に判決も出ています。2011/12/19
patorinkoo
1
サフィー天国で楽しくね2010/02/25
なだ丸
1
サフィーが死んだことを伝えるところがきつい2009/12/10
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