内容説明
月の満ち欠け、桜満開の夜空、たそがれ時の一番星…。最も身近な絶景・夜空に広がる無限のドラマ。天体ガイドだけでは知ることのできない奇跡の一瞬を、美しい写真とともに綴ります。ロング&ベストセラー『宙の名前』の写真家、最新作。
目次
お月さま、いくつ
夜の散歩
家路
冬の夜
星の窓
どんぶり飯
大波だ!
清流
明日は晴れ
天空の海
夜の大飛行
花に、パチリ
星に近づく
ムーン・ウォーク
うさぎの目
星の数
カフェテラス
暮れなずむころ
北斗七星
緑の閃光
満ち欠け
夜露
しし座流星群
迷回答
アンドロメダ座
星のささやき
お疲れさま
好きな星
カメラも凍る
ずるずるのオリオン座
シリウスの涙
赤ちゃんのつめ
長い夜
著者等紹介
林完次[ハヤシカンジ]
1945年、東京都に生まれる。明治大学法学部を卒業。天体写真家。天体に風景を取り込んだ独自の視点での作品を発表し続けるほか、天体観賞や星空についての執筆、ラジオ出演など、多岐にわたる活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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のほほん@灯れ松明の火
35
あぁー癒されました! 星がキラキラしている夜空も、夕焼け空のちょっと物悲しぃー雰囲気も、桜の花から垣間見えるお月さまも、こんな空に囲まれて過ごしてるんだ!って思ったら、なんだか元気が出てきました。 林完次さんの本を知ってから、空を見上げることが格段に増えました! 2010/12/21
かいゆう
31
月や星空の写真たちと、観察にまつわる思い出エッセイ。夜の空を見上げると、心が透き通るみたい。自分で撮ってみたいのは流星群。ペルセウス座流星群を夜中に観察するイベントで、いくつもの流れ星を見た感動は忘れられません。キャンプ場で皆が寝ている静かな夜、息子と二人で満天の星空や人工衛星を眺めるのも好き。明け方の山にかかるグラデーションも好き。天体望遠鏡は上手く調整できなくて、まだ月しか見たことがないけれど、いつか土星も見てみたいです。2015/11/04
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
27
夜空の写真を中心に集めた秘蔵写真とエッセイ。星座が映っている写真を見ても、どれがその星座にあたるのか全く分からない自分の無知さにはちょっと呆れましたが、分からないなりにもただ眺めているだけで面白かったです。星空や夕焼けって、どうしてこう人をシンとしたちょっと淋しいような気持ちにさせるんでしょうか。不思議です。イライラした時、夜空を眺めて気持ちを落ち着かせたいなと思いました。とりあえずベランダ・スターウォッチングを始めてみようかな。★★★★★2011/01/25
千尋
22
読友さんからの紹介本*天体写真家・林完次さんの星にまつわるエッセイ集*四季折々に見られる美しい星空・・星が好きな人たちとのふれあい・・とてもロマンチックな気分になります**星が好きな方にオススメ**2011/08/28
Natsuko
18
「オオルリ流星群」とたまたま一緒に借りた一冊が、小説の世界を広げてくれた。彗子の造った天文台から見える満天の景色はこんな感じかな~と。週末の小さな奇跡に満足。2022/07/23