内容説明
少女が白うさぎをおいかけるこのファンタスティックなお話は、ルイス・キャロルが執筆してからずっと三世紀にわたり、子どもたちを楽しませてきました。そしてここで、ふしぎな世界が新たなアーティストのフィルターを通して、輝き始めるのです。画家のメアリー・ブレアは、『ふしぎの国のアリス』のコンセプトスケッチを描き、ウォルト・ディズニーならではのアリスの世界を築き上げるのに力をそそぎました。ハートの女王やいかれぼうし屋など、個性あふれるキャラクターを、彼女独自のアートセンスを生かし、みごとにとらえています。ジョン・シェスカの再話、アーサー・ビナードの和訳は、アリスが穴に入った瞬間から、読者をぐいぐいとひきつけていきます。
著者等紹介
ブレア,メアリー[ブレア,メアリー][Blair,Mary]
1911~1978。ウォルト・ディズニー社のもっともすぐれたコンセプチュアル・デザイナーの一人。社に在籍した35年のあいだ、『シンデレラ』『ふしぎの国のアリス』『ピーター・パン』など、クラシックなディズニーアニメーションのコンセプトデザインを手がけ、ウォルトとともにファンタジーの世界を築き上げた。また、独特なアートセンスで、子ども向けの絵本をはじめ、広告、舞台セット、テーマパークのデザインも手がけるなど、幅広く活躍。東京ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」のデザインもそのひとつである。アニメ史上で今もなお、尊敬され、目標にされるアーティストといえる
シェスカ,ジョン[シェスカ,ジョン]
1954年、アメリカ・ミシガン州生まれ。絵本作家。オリジナル作品に加え、昔話のあざやかなリメイクも数多く手がける。ニューヨーク在住
ビナード,アーサー[ビナード,アーサー]
1967年、アメリカ・ミシガン州生まれ。詩人。90年に来日。『釣り上げては』で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』で講談社エッセイ賞、『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』で日本絵本賞を受賞。東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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