大系黒澤明〈第4巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 862p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062155786
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

内容説明

「蝦蟇の油」に編者による註と多数の関連写真を併載。認め合った監督同士ゆえ、大島渚と丁丁発止のやりとり。ガルシア・マルケスと核をめぐる白熱した論争。筑紫哲也、武満徹、村上龍、大友克洋らとの異色対談。音楽、映像、ユーモア、粋について大いに語りつくす。戦争末期の雑誌から黒澤自身の随筆を発掘。趣味の篆刻、墨跡や恒例のクリスマスカードをカラーで。これ以上ない詳細な年表を47ページにわたり掲載。

目次

第1章 自伝
第2章 「黒澤明のわが映画人生」(インタビュー=大島渚)
第3章 黒澤明語る(聞き手=原田眞人)
第4章 自作を語る
第5章 対談 海外の映画人たちと
第6章 対談 日本の表現者たちと
第7章 補遺
第8章 資料編

著者等紹介

浜野保樹[ハマノヤスキ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授(工学博士)。黒澤明文化振興財団理事、日本映像国際振興協会監事、徳間記念アニメーション文化財団評議員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

3
『大系 黒澤明』第4巻は、自伝「蝦蟇の油」、インタビュー、そして対談という構成。インタビューや対談を読むとよくわかるが、黒澤明という監督は、脚本やリハーサルに膨大な時間を掛けてはいるが、そこに理屈の介入は極力抑えられている。天性の勘というか、まるで呼吸をするかのように映画を撮っているといえば言い過ぎか。しかし、例えば、同じ監督である原田眞人を聞き手として行われたインタビューで、原田があくまで批評として黒澤映画を解読していこうと試みるのに対し、黒澤本人はことごとくその批評的解釈を撥ね付ける。(つづく)2011/04/21

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