出版社内容情報
売春、麻薬、拳銃、詐欺。新手の犯罪が日々生まれる大阪。仕事をやりすぎてクビになってしまった刑事と、悪いことを真剣に考え抜く犯罪者たちの攻防の記録。セイアンの仕事や、現場の捜査官の考えと心情を描く。
内容説明
23年間で1000人逮捕したあげく、自分も「逮捕」…。
目次
第1章 大阪府警察学校「“哀”と青春の旅立ち」
第2章 南警察署「“おとり”大捜査線」
第3章 堺南警察署「“凄春”残酷物語」
第4章 西警察署「オオサカ“大物”コネクション」
第5章 堺北警察署「仁義なき戦い“金星”作戦」
第6章 大阪府警本部「“最後の”あぶない刑事」
著者等紹介
高橋功一[タカハシコウイチ]
元大阪府警巡査部長。1957年東大阪市に生まれる。1976年4月大阪府警察官を拝命。1977年南警察署に配属。以後、堺南警察署、西警察署、堺北警察署を経て、1993年大阪府警本部へ。23年にわたる警察官人生の大半を生活安全課(当初の名称は防犯課)に在籍し、風紀・風俗・賭博、少年犯罪、薬物・麻薬・詐欺、銃器捜査など、あらゆる都市型犯罪を担当。1000件におよぶ逮捕実績を挙げ、警察庁長官賞、府警本部長賞等多くの表彰を受ける。1995年府警本部生活安全部に銃器対策課発足にともない、偽名「尾安圭司」として潜入捜査に入る。指定暴力団幹部の協力者工作に成功し、警察庁登録第一号となるが、1999年7月大阪府警察官を懲戒免職。同日、潜入捜査時の協力者であった中国人のパスポート不正取得に加担した旅券法違反により逮捕される。2000年大阪地方裁判所で懲役4年6箇月の実刑判決を受ける。2002年最高裁判所が上告を棄却。刑が確定し服役。2005年8月仮出所。現在は企業の危機管理コンサルタント会社を設立し、代表に就いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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