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内容説明
後期高齢猫になってから町のシンボル・キャットとなった『神楽坂ホン書き旅館』の黒ネコが語る、色町の今昔物語。
目次
第1章 ようこそ神楽坂へ(ボクは旅館のネコです;恋の季節になってオスと分かった先代「花子」 ほか)
第2章 路地の奥で出会ったヒトたち(漫画の中にネコやイヌを描く滝田ゆうさん;「猫生」は天がきめること ほか)
第3章 催し物がいっぱいの神楽坂の四季(「ぽちぶくろ」によってボクは名実ともに親分ネコになりました;ボクをモデルにした黒ネコ図柄のバッジが町内にあふれる ほか)
第4章 これでいいのか!ボクの神楽坂(ブラック・イズ・ビューティフル!;三毛ネコのメスでも飼い主には家宝 ほか)
著者等紹介
黒川鍾信[クロカワアツノブ]
昭和13(1938)年東京生まれ。明治学院大学大学院修士課程修了後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ留学。平成21年3月、明治大学を退職。専門分野は英詩。主な著書に『神楽坂ホン書き旅館』(NHK出版、新潮文庫、第五十一回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『旅に出よう船で』(講談社、第十回日本自分史学会優秀賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
16
神楽坂の旅館和可菜の看板猫だったメメの独白・・といった形をとったエッセイ? オーナーが小暮実千代さんで、妹さんが女将さん、甥っ子がこの本の作者です。 神楽坂という街を住民が大切に思い、色々な工夫をして盛り上げていました。 羨ましいくらいです。 ポチ袋を買いに行きたくなりました。2014/06/11
かず1号
8
良い意味で表紙に騙された(笑) 和服美女が黒猫を抱いた絵と「神楽坂の親分猫」でしっとりとした内容と思ったのだが・・、「親分猫」が 「オヤビンネコ」となっている所で気付くべきだった。 神楽坂にある作家や脚本家が本を書くために缶詰になる名物旅館の看板猫の目から見た旅館と作家たちの日常や裏話を描くルポ的エッセイというべきかな。 猫好きにはたまらないほのぼの系の本で、読んでいて穏やかな心になります。著者は旅館の女将の甥にあたる人。2015/07/05
なかがわみやこ
3
表紙の絵、「ィヤ~ン」て声が聞こえそう。このあたりに学校があった&勤めた頃からしても、町並み懐かしいとか言ってる場合じゃないです。人の暮らしと観光資源の両立って難しいですね。特に日本の間取りだと。2010/09/03
駄々猫
3
神楽坂の著名な黒猫「メメちゃん」の一人称で語られる、神楽坂今昔。山田洋次氏はじめ、映画関係の著名人の常宿のあれこれが綴られ、興味深く読んだ。2009/09/08
ちいくま
2
作家がカンヅメ、なんて昭和チックな響き… 雰囲気を堪能しました。早稲田の赤本のエピソードが強烈すぎて一番印象に残っちゃったのが残念。2016/09/02
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