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内容説明
「浪漫・感動・動乱・苦闘・奇跡」文豪も戦艦大和の兵士も「心と喉を潤した」。知られざる「風雲録」発掘!三ツ矢サイダーが愛されてきた秘密。
目次
第1章 夏目漱石と宮沢賢治
第2章 サイダーを生んだ大航海時代
第3章 サイダー日本上陸
第4章 三ツ矢誕生伝説
第5章 ビール会社興亡記
第6章 戦艦大和とサイダー
第7章 三ツ矢、ゼロからの再起
第8章コーラの来襲と荒波を越えて
第9章 炭酸飲料異聞
第10章 三ツ矢サイダーが愛される理由
著者等紹介
立石勝規[タテイシカツノリ]
1943年、青森県弘前市生まれ。東北大学卒業後、毎日新聞社入社。東京本社社会部副部長、編集委員、論説委員、論説副委員長を歴任。この間、三越疑惑、田中信金脈、金丸脱税事件などを取材する。現在、ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
24
宮沢賢治や夏目漱石に愛された三ツ矢サイダーがなぜロングセラーになれたかを調べた一冊。美味しいからロングセラーになれたよりも販路や物流、品質管理に投資したことが大きな要因のように読めた。戦前は合併の繰り返しの中で継続したブランドとして選ばれた。というのも軍への納入数量がとても多かったため、売上とシェアの面で他よりもリードし、キリンレモン、リボンシトロンと並ぶ一大ブランドとなった。ところが、戦時体制と敗戦によりソーダ工場も設備もなくなり、三ツ矢サイダーは一からの再出発となる。2022/12/11
ゆういち
4
会社で三ツ矢サイダーのマーケティングに関わる仕事をしているため、読みました。こんなに価値のあるブランドに携われてる事を感謝したくなるような本でした。2019/02/14
ぶーにゃん@積ん読本解消中
3
私の大好きな三ツ矢サイダーの歴史と長寿商品となった理由を分析している。やはり、「安全・安心」を愚直に作り続けていることが偽装食品が次々と暴露されている中で光る。漱石、賢治が愛飲し戦艦大和に積まれた来歴に力を入れすぎて分析が軽く、イマイチでした。2009/05/19
Mata
2
生き残れた理由に関して説得力のある分析は無い。 結局、戦前からのブランド力、大資本がバックだったこと、大戦中の兵士達の体験、下手を打たなかったこと、が生き残れた要因なのではないかと思う。 清涼飲料の歴史等については、コンパクトに説明されていて面白かった。2011/11/27
k_jizo
2
★飲料業界の興亡はよくわかるが、副題のなぜ…漱石、賢治…は よくわからないまま終わり、生き残りの理由も??? のまま。消化不良2011/03/03
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