• ポイントキャンペーン

15歳の寺子屋
前進力

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 98p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062153492
  • NDC分類 K289
  • Cコード C0095

出版社内容情報

15歳で抱いた夢を実現したシェフ 食べ物と温かい場所への憧れから、15歳で料理人の道をめざした三國氏。「学歴がなくても貧しくても、志は平等」という母親の言葉を胸に歩んだ道は波瀾万丈!

三國 清三[ミクニ キヨミ]
著・文・その他

内容説明

15歳で将来の夢を料理人と決め、故郷を離れた三国少年。貧しかった少年の頃、働きながら夜間の調理師学校に通った日々、料理を作ることがかなわず鍋洗いに明け暮れた修業時代。「神様はどうしてこんなに不公平なんだろう?」と思いながら、育ちや環境を恨みもせず、ひたすら壁を乗り越え前に進み、料理人として世界的な成功を収めた。しかし夢をかなえたいま気づくのは、味覚も精神力も、すべては子ども時代に培われていたという自分のルーツだった。豪快で飾らない語りは、次世代をつくる若者たちへの愛情にあふれている。

目次

1 弁当とハンバーグ
2 オムレツと鍋磨き
3 塩と三つの約束
4 バターと味噌汁
5 ホヤの味と母親の言葉
6 カレーの味

著者等紹介

三國清三[ミクニキヨミ]
1954年、北海道増毛町生まれ。15歳で料理人を志し、札幌グランドホテル、帝国ホテルにて修業。1974年、駐スイス日本大使館の料理長に就任。その後、いくつかの三ツ星レストランにて修業を重ね、1982年に帰国。1985年、東京・四ッ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」をオープンし、現在に至る。子どもの食育活動やスローフード推進にも尽力している。2007年、厚生労働省より「現代の名工(卓越した技能者)」として表彰された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

陽子

16
再読。高級フランス料理シェフの三國氏。貧しい漁村育ちの彼は15歳で初めてハンバーグを食べた。お弁当は白飯だけ。「暖かい場所で美味しい物が食べたいから」選択肢は料理人しかない。片田舎から札幌、東京、スイス・フランスと次々と拠点が変わっていく。ドラマのような人生展開。ワクワクさせられる。田舎暮らしの自然の中で鍛えられていた舌。苦労と思わずとことんやり抜けたのは、好きだからなんだろう。料理を通しての「ホスピタリティ」は思いやり。「味を認識することは、心と気持ちを豊かにすること」味覚と人間形成のつながりを再確認。2018/11/28

小鈴

14
レシピは人を表す。北海道増毛出身なのは知っていたが『おうちフレンチ』を読んで俄然興味をもった。率直で大胆。フレンチは繊細だと思っていたが考えが改まった。読んでいて素朴に美味しそうなのだ。増毛と聞いただけで貧しいのは想定内で驚きはない。結果として、この貧しさが三國シェフの舌を作る。漁にでられないとき、浜辺に打ち上げられたホヤを拾い海水で洗ってかぶりつく。畑のトマトをかぶりついた。子どもむけの本だが楽しく読めた。暴行事件についても語ってます(笑)。 2018/01/12

すくすく

9
中学を卒業しすぐに働きに出て、鍋磨きや皿洗いに懸命に取り組む。仕事が終わった後もひたすらにに料理を真似し、精進する。スイス大使館料理人、ミシュラン三つ星のレストランとキャリアを積み重ねて、ついには日本人の日本の食材に合わせたフレンチを追求するため自分の店を持つ。彼が子供たちの食に対する危機感から味覚の教室を始める。12歳ごろに最も鋭くなる味覚に気づきを持ってもらいたい。生涯料理人でいる決意を持った彼から次のバトンを受け取るのは一体誰だろうか。2023/04/01

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

7
こういうストーリーを見せられると、特にこれといったものが無い人は天職ジプシーになってしまうのだろう。自分のルーツって誰にでもあるもので、それに物語を作りたければ今から作ればよい。まずはルーツ、出発点はどこかって見極めることですね。2015/10/03

じょん

3
後ろを振り返らない。前へ前へ。2018/05/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/211952
  • ご注意事項

最近チェックした商品