出版社内容情報
イカレ女 vs. バカ男
地雷原をそれと知らずに歩き踏んでしまう愚かな男。
意図的に、あるいは無意識のうちに地雷を設置してしまっている女。
売れっ子テレビ脚本家カップルが男と女、その近くて遠い関係の謎に迫る!?
<本文より>
またやっちまった。
今回はほんとうにあっというまだった。前触れなんてどこにもない。何事もない平穏な夜だと思っていたんだが、そんな幸運があるわけなかった。ふと彼女の顔を見ると、そこには誰の目にも明らかな、まぎれもないしかめつらがあった。信じられないとばかりに首を振ってさえいる。その表情はこう語っていた――この人、またやってくれたわ。あんなにいやだって言ったのに。そして彼女の口からマシンガンのように言葉が発射される。「それって要するに、もうわたしを愛してないってこと? それともいつだって自分のことが最優先なわけ? あるいはわたしが何を望んでいるかわからないぐらいバカなの?」(「はじめに」より)
内容説明
地雷原をそれと知らずに歩き踏んでしまう愚かな男。意図的に、あるいは無意識のうちに地雷を設置してしまっている女。売れっ子テレビ脚本家カップルが男と女、その近くて遠い関係の謎に迫る!?―。
目次
第1章 イカレ女とバカ男の歴史―ニワトリが先か、卵が先か?
第2章 バカを認めることについて―その必要があるのに、俺たちはなぜやらないのか
第3章 バカな頭のなかを探る―悪いのはバカな答え、それともイカレた質問?
第4章 バカとイカレの気まぐれな恋―三幕のドラマ
第5章 女とイカレのあいだ―そして男の沈黙の極意
第6章 サインという言葉
第7章 言うことがころころ変わる女―それに振りまわされる男
第8章 うっとうしい期待―何年たってもバカはバカ
第9章 SATCに学ぶバカ男のあれこれ
第10章 タマタマの気持ち―彼女の痛みを感じるために
第11章 クレージー・ラブ
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