出版社内容情報
仕事ができずに有給で休職しながら、遊びは平気にできる? 「うつ」まがいの「擬似うつ」の正体を解き明かし、真面目な社員達を救う会社を休職してディズニーランドに行く若者達! 周囲に蠢く困った同僚、部下の精神分析!! 「うつ状態」の診断書に要注意。4タイプ別対応で、不毛な職場を変える! ――「従来型」と「現代型」という2つのうつを、同じ病気としてとらえ、「うつ病にはがんばれと言ってはいけない」「うつ病には職場におけるストレス軽減が重要」などと画一的な対応を求めることが、職場におけるうつ病対策をかえって難しいものにするのです。
序 章 職場の困った人々
ある会社の人事部長のボヤキ
「精神科産業医」という私の仕事
若者を中心に増える新しいうつ
従来型うつ病vs.現代型うつ病
「職場うつ」の総称が混乱の原因
他
第一章 「従来型うつ病」の正体
「従来型うつ病」ってなに?
事例(1)典型的な過労型うつ病
事例(2)過大な環境変化で発症
真面目、几帳面な人がかかる病気
二大症状は抑うつ気分と意欲低下
他
第二章 広がる「現代型うつ病」という名の病理
職場に急増する新世代のうつ病
事例(3)仕事だけできないうつ!?
事例(4)私生活最優先でうつ休暇
事例(5)休職で出会い系サイト三昧
なんとなくうつ病、な人々
新種のディスチミア親和型うつ病
マイルール、習慣に強く固執する
若年層を中心に増加する理由
他
第三章 うつ病でないのにうつ? 「パーソナリティ障害」
非うつ病なのに「うつ症状」の謎
主治医の診断書の実態調査
「パーソナリティ障害」とは?
「職場うつ」に含まれるタイプ
事例(6)演技性タイプ
過剰な感情表現と身体的演出
事例(7)自己愛性タイプ
自己中心的言動と情緒的不安定さ
他
第四章 うつ病に似て非なる「内因性精神障害」
「うつ病」とは異なる精神障害
事例(8)統合失調症タイプ
陽性症状と陰性症状という特徴
陰性症状はうつ病に似ている
職場で対応することは可能か?
改善が見えないうつ病は誤診!?
統合失調症には環境整備が重要
「障害者雇用」の観点も必要に
事例(9)躁うつ病タイプ
他
第五章 職場復帰プログラムが会社を変える
四つの職場うつからの仕事復帰
従来型うつ病の職場復帰支援
準備:復帰のタイミングを計る
他
第六章 現場の一産業医からの提言
職場として守るべき人は守る
メンタルヘルス対策の出発点
メンタルヘルスと管理職の責任
事例(10)自殺未遂を起こした三〇代
過重労働が最大の「うつ原因」
安易な残業が引き起こす悪循環
他
吉野 聡[ヨシノ サトシ]
著・文・その他
内容説明
周囲に蠢く困った同僚、部下の精神分析!会社を休職してディズニーランドに行く若者達!「うつ状態」の診断書に要注意。4タイプ別対応で、不毛な職場を変える。
目次
序章 職場の困った人々
第1章 「従来型うつ病」の正体
第2章 広がる「現代型うつ病」という名の病理
第3章 うつ病でないのにうつ?「パーソナリティ障害」
第4章 うつ病に似て非なる「内因性精神障害」
第5章 職場復帰プログラムが会社を変える
第6章 現場の一産業医からの提言
著者等紹介
吉野聡[ヨシノサトシ]
1978年、神奈川県に生まれる。筑波大学大学院博士課程修了。精神科医師、博士(医学)。働く人のメンタルヘルスや労務管理に関する法律が専門。労働者のメンタルヘルスに関する研究成果を広く社会還元するために、官民問わず多くの職場で疾病の発生予防活動に従事する傍ら、病院では多くのうつ病患者の治療にも情熱を燃やす。現在、筑波大学社会医学系助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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