出版社内容情報
不治の病がなくなる日がくる!? 「神経再生医療」の最高峰の著者が分かりやすく解説!今話題のiPS細胞、どこがどうすごいの? 中枢神経の再生を世界で初めて実証した岡野教授の著書! 再生医療の最新情報、iPS細胞は現在の医療の可能性を大きく変える! 不治の病がなくなる日がくるかも?
岡野 栄之[オカノ ヒデユキ]
著・文・その他
内容説明
なぜ病気になるのか?その原因が分かる!がんの根本治療が可能に!?iPS細胞とES細胞はどこが違うのか?いつかあなたの食卓に…クローン牛・豚、クローン技術にも関連!難病に新しい治療法が!脊髄損傷、アルツハイマー病、パーキンソン病、小脳変性症、ハンチントン病…iPS細胞、ES細胞が未来の医療を劇的に変える。
目次
第1章 iPS細胞とES細胞
第2章 再生医療が目指すもの
第3章 中枢神経系の発生と再生
第4章 脊髄損傷治療への道
第5章 がん発生のメカニズム
第6章 神経発生研究と再生医療の実践
第7章 幹細胞医学と臨床への取り組み
著者等紹介
岡野栄之[オカノヒデユキ]
1959年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。米ジョンズ・ホプキンス大学医学部研究員、大阪大学医学部教授などを経て現職。脳や脊髄の神経再生という最新の研究分野で、世界で最も注目される研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A
12
岡野栄之著書初読。09年刊行。図書館処分本。「iPS細胞」と言えば山中伸弥率いる京都大学研究チームが初めて作成に成功したのが有名だが、筆者は分子神経生物学を専門とする医学者。架空の小学生の息子を登場させ、対話を通して「人工多能性幹細胞」(←そもそも和名も不勉強だった)を分かり易い措辞で解説。本人の医学を志した生い立ちや大学院生時代も鏤め、とても興味深い内容。先駆物のES細胞との違いやiPS細胞の欠点や課題が叙述してあり勉強になった。専門的な箇所は難解だが、物語仕立てで趣向を凝らし、思いの外楽しく読了。2025/02/01
Sugh
1
非常にわかりやすい。そんなに難しいとこまで踏み込んでないってのもあるけど…息子との対話(の模擬?)も交えて簡単に記述されている。iPSに限らない医療の話。2017/06/01
nara
1
専門的な内容を自分の子供に教える感じで書いてくれています。図なども多様されていて、ips細胞の入門書としてとても良いと思いました。
chocolate_tokyo
1
講義を受けたこともある岡野先生。iPS細胞は本当にすごいと思います。お子さんのお話はちょっと嘘っぽいけど、ご自身がご両親を早くに亡くされ、若いころから基礎研究を臨床へ生かそうと志高く研究を続けられたところに感銘しました。2011/10/22