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ある悪役レスラーの懺悔

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062152129
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0095

内容説明

政治家の息子でエリート柔道家だった男は、やがて一匹狼のプロレスラー“極悪大王”ミスターポーゴとなり、スター選手を光らせる“影”として、世界中のテリトリーを総なめにする。日本定住後は、FMW・大仁田厚の永遠のライバルとして、またW★INGのエースとして一世を風靡する―。誰もが本当に知りたかった裏の裏のプロレスの仕組みはもとより、それ以上のタブーとされる薬物汚染の実態、興行とヤクザの関係、ブロディ刺殺事件現場…と、これまでに類のない舞台裏情報を生々しく書き尽くし、真のプロレス芸術の深奥を披瀝する。

目次

出自―グラン浜田、ジャンボ鶴田と運命の遭遇
岐路―親父の死、大相撲、そしてプロレス体験
入門―たった1日で日本プロレスから新日本プロレスへ
訣別―誰にも言わなかった新日本退団の真実
渡航―さようなら俺様のハワイ秘話
波瀾―米本土での搾取と恩情
凱旋―アメリカ、カナダ経由、国際プロレスへ
命名―ミスターポーゴとしてアメリカで初戴冠
暗闇―テリトリー消滅、嫉妬、米韓問題、薬物汚染
因縁―レイス撃破と新日本プロレス招聘の栄光と挫折〔ほか〕

著者等紹介

関川哲夫[セキガワテツオ]
1951年2月5日、群馬県伊勢崎市に生まれる。父親は群馬県議会議員を6期務めたが、選挙中に急逝。そのため貧困生活に陥り、柔道で鳴らして中央大学経済学部に入学するも志半ばにして柔道を断念。大学中退、大相撲・大鵬部屋を経て、1972年、新日本プロレスに入門。プロレス転向に際しては、父親の財界関係者である西武・堤義明との縁を捨て、政界の椎名悦三郎、田中角栄らの伝手を頼る。1972年3月、足立区体育館での藤波辰巳戦でデビューするが、それから2ヵ月後には新日本プロレスを退団して渡米、「ミスターポーゴ」として波瀾万丈のプロレス人生の幕を開ける。アメリカ全土を股にかけ、プエルトリコ、カナダ、そして日本マットと、4半世紀にわたって悪役レスラー、プロレス界の“裏”顔役として活躍、スター選手たちを光り輝かせてきた。1990年に日本に移住後は、「極悪大王」の異名をほしいままにし、大仁田厚の永遠のライバルとして、社会現象を巻き起こし一世を風靡したFMWをメジャー団体に押し上げる立役者となる。また、マニアの間ではもはや伝説化しているW★INGのエースとして、鎖鎌攻撃、火炎放射をはじめとする究極のデスマッチを完成させた。日本初のフリーランスレスラーでもある。1996年12月、引退宣言(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0607xxx

7
関川哲夫ことプロレスラー、ミスター・ポーゴの自叙伝。生い立ちから引退までの裏側を書かれて面白かったが、期待し過ぎた為か物足りなさも…プロレスとは関係のない、突然始まる官能小説のインパクトが強すぎる(笑)あと、この本の一番の被害者はブル中野だと思う。2017/02/14

gtn

2
「懺悔」というほど悪いことはしていない。市議会議員選挙に落選したことなど詫びることではないし。むしろ、著者の不器用な生き方に誠実さを感じる。なお、著者は昨年6月、腰手術中に脳梗塞を発症し死去。享年66。リングネーム、ミスター・ポーゴ。2018/02/20

BATTARIA

1
入門した新日本プロレスでは山本小鉄にうとまれてクビにされていたという著者が、外人サイドで新日マットに上がってもてんでダメだったのが、FMWで大仁田厚とデスマッチを繰り返して究極のアンチヒーローに・・・・・なんて単純な話じゃなかったか。レスラーになる前から何度も手のひら返しされることの繰り返しだったようだが、何かが足りなかったんだろうな。三沢光晴のような最期を遂げなかったのが奇跡にも等しいが、引退して復帰なんて、手が切れた後も大仁田の掌で踊らされていたんじゃ世話はない。2022/02/20

gold-fish

1
その出自や意外に繊細な神経と気配りに香ばしさを感じます。 エロい暴露記述を読者サービスと勘違いしてるところも面白い。 団体に所属していた人なのかと思ってたけど、基本的にアメリカでフリー契約してスキルを身につけた人だったんですな。 ケンドー・ナガサキのことに触れたがらないところも掘ってみたくなりますね。 語られてないところは吉田豪さんあたりに補足してもらいたいものです。2013/03/20

アスワンハイダム

0
ポーゴさんが亡くなってから読んだ。吉田豪や三田佐代子が営業妨害のように「素朴ないい人」であることを吹聴しまくっていたが、本書はその辺りは非常にバランス良くヒールレスラーの自伝の形を取っている。FMW、W☆INGの裏話、ブロディとの友情など、読み応えあり。

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