出版社内容情報
「東大卒後、ニートになる著者の闘ウツ体験をマンガにした一冊。思春期から現在に至るまでの他人には理解されにくい切実な苦しみ、リストカット、 ウツと併発するパニック障害、拒食&過食症を本人執筆(自称マンガオタク)による1ページ読みきりマンガで展開。薬学部ならではの豊富な医学知識で、正しい薬の飲み方、病院の選び方、自立支援医療制度、家族やまわりの対応方法などを分かりやすく答える。マンガに潜む、鬱姫のリアルな描写と散りばめられた小ネタは必読。」
内容説明
東大卒でうつ病・ニート!?「うつ」のことをリアルに描くエッセイ漫画。
目次
序章 ウツのときはこんな症状がでます
第1章 エピソード1―中・高・大学生時代
第2章 ウツという言葉を知ってから
第3章 薬を知ろう
第4章 快適に眠りたい
第5章 病院にいこう!
第6章 ウツへの対応
第7章 エピソード2―大学後期‐重度のウツに
著者等紹介
杉山奈津子[スギヤマナツコ]
静岡県静岡市生まれ。東京大学薬学部卒業後、ウツにより実家にてしばらく休養。厚生労働省管轄医療財団を経た後、現在、医療の啓発活動に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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瀬那
3
再読。私も心療内科に通ってるのでよくわかる事ばかりでした。イラストも可愛いし読みやすかったです。前は症状が酷い時に読んだので再読してみたらなんだか懐かしい(笑)私も良くなったのかな?2016/02/01
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2018/08/10
のほほん堂
1
抑うつ(双極性障害)の当事者ですが、8割方細かいところまでよく描けているのではないでしょうか。うつ病の原因が内因性(性格がまじめなどのメランコリー親和型、脳の内部が原因)と心因性(心や環境が原因)が混同して書かれているのが不満。双極性障害の本だと聞いていたのにうつ病だけの本でした(笑)/文中には出て来ないけど、うつ病なのに東京大学の薬学部に合格しているらしい。すごい!2018/03/07
桐一葉
1
辛いから病院に行くのに、お医者さんがそんな理解なく接するんてしんどいなぁー。。鬱状態で病院に行くんって、めっちゃ頑張ってはるやん。頑張りすぎんでいいんやでーって環境がたくさんある国になってゆけたらな。2016/04/04
なつき
1
『鬱姫なっちゃんの闘鬱記』読了。うつ病について、著者の体験と知識をもとに、あったかいタッチと微笑ましいユーモアをもってして、真剣にお話できるコミックエッセイ、だと思う。時間がもったいないと焦ってしまう、モモ病、は自分の身にもおぼえがあるので、ゆっくり、やれればいいのかな、と。2016/01/05