出版社内容情報
お妃誕生に密着した写真家の秘蔵写真と回想 皇室ブームに沸く50年前、カメラの大群のなかほぼ紅一点、プリンセスを追った清宮さん24‾26歳の頃の仕事を集大成。当時の「開かれた皇室」ぶりには驚く。
清宮 由美子[キヨミヤ ユミコ]
著・文・その他
内容説明
昭和三十三年ご婚約、三十四年ご成婚パレード、三十五年浩宮誕生。皇太子妃が、日本が輝いていた「時代の瞬間」。
目次
お妃教育から浩宮誕生まで(お妃の誌上ファッションショー;ご成婚パレードの“奇跡”;天皇ご一家、東久迩家「お忍び」訪問;至近距離からカメラで狙えば;正田富美さん撮影記;軽井沢での幸せな三人;ひばりが丘団地でみせた主婦感覚)
清宮が撮った清宮(愛称は「おスタちゃん」;新婚旅行はカメラマンを引き連れて;皇室カメラマンから社会派へ)
あの頃の東京と子どもたち(「ドヤ街」で知った力強さ)
著者等紹介
清宮由美子[キヨミヤユミコ]
昭和9年長野県生まれ。4歳から東京で育つ。昭和30年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)写真技術科卒業。平凡出版写真部。昭和33年光文社『女性自身』写真部。昭和36年フリーランスとなる。日本写真家協会会員、日本写真家ユニオン組合員、日本写真芸術学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
15
《私-図書館》美智子様きれいですね。天皇陛下が、惚れてしまうのもわかります。2014/03/06
ホレイシア
7
美智子様とほぼ同い年の母親に頼まれて購入。写真が欲しいというので、私的には「昭和の記憶」があるほうがいいよなーと思って本書を選んだが、正解だった。今は老朽化して耐震強度も危うい東京近郊の公団住宅、当時はすごい人気だったのね。「滝山コミューン」と併せて読むと余計に面白いと思う。それにしても、美智子様お美しい。今でもきれいだ、というのは結構すごいことだよね。2010/04/02
がんぞ
0
冴えていたファッションは、今見ても洗練されている。かなり実家から援助があったのではないだろうか?正田家当主は嫁にやるにあたって「皇室の将来」を危惧したという。当時は「恋愛結婚」ハシタナイこととされていて宮内庁も「恋愛ではありません」とムキになって否定した。御成婚パレードはオープン馬車「砂利が顔に当たった」皇太子はそれさえ無言。’60年安保闘争で危機(大統領訪日中止、皇太子御夫妻訪米延期)を迎えていた日米関係修復のため、出産直後に訪米。/裏返し「民間降嫁」された奇しくも著者と「清宮」が共通する内親王の物語も2017/09/30