内容説明
昭和史が変わる歴史的証言!海軍が隠蔽していた重大事実とは何か。
目次
第1章 敗北を知らなかった東条英機
第2章 守一隅 照千里
第3章 天皇の忠臣
第4章 昭和最後の参謀の素顔
第5章 北進か南進か
第6章 明治維新の功罪
第7章 対米開戦の真実
第8章 シベリア抑留が残したもの
第9章 転進
第10章 遺言
著者等紹介
新井喜美夫[アライキミオ]
1927年、東京都に生まれる。太平洋学会理事長。東京大学卒業後に、明治生命に入社。1961年に東急グループの総帥・五島昇氏にスカウトされ、東急エージェンシーに入社。1986年、東急総合研究所所長。1993年、東急エージェンシー社長。1999年、同社会長。2000年退社。1981年に発足した第二次臨時行政調査会(会長・土光敏夫)に、委員となった瀬島龍三とともに、参与として参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
18
瀬島龍三と親しいという触れ込みのわりには、思ったほど瀬島龍三に触れられていないと感じました。ただ何故小者な秀才と思える瀬島氏が立身出世を重ねるのかはわかったような気になりました。2021/07/28
子牛
4
著者と瀬島さんは親交はあったのだろうけど、もっと違う人物像を期待していた。お会いしてみたい方だった。2021/09/08
ちゃーりー
4
東急グループのホテルで隣り合う部屋を借り、事務所として使っていた縁から、瀬島龍三を取り上げています。瀬島の横顔を知られる分には良いのですが、太平洋戦争、あるいは明治維新などに関する著者の考察や推論などが、論拠に乏しいなかで多く語られていて、やや違和感を覚えました。戦史の好きな、ビジネス・エグゼクティブが本をしたためた、という体でしょうか。2020/08/08
ミノカサゴ134
4
著者は、かつて臨調の仕事を通じて瀬島龍三と交流があった。しかし、本書の題名から瀬島の評伝と考えると肩透かしを喰らう。話が度々脱線し、著者のかなり大胆(で鼻持ちならない)歴史解釈が結構な割合を占めているからだ。しかも、解釈の根拠となる出典(参考文献)への言及が一切ない。それで、坂本龍馬は日本を内戦に導いた武器商人、山本五十六はいい格好をしたくて自ら死を選んだなどと決めつけている。瀬島の名前をダシに自分の本を売りたかったのか?(と考えるのは下衆の勘繰り?)見方を変えれば面白いのだろうが、自分には無理。2019/01/01
こばんざめ
3
瀬島龍三の真の姿を明かすなどと言いつつ、単なるエピソードの羅列で終わっている。それに、直接関係ない話が多すぎる。で、結局この人がどんな人なのかわからずじまい、という気がしている。2018/09/25