出版社内容情報
時間についてあらためて考えてみませんか 時間といってもさまざまな時間の流れと感じ方があります。人によっても年齢によっても動物によっても物質によっても異なります。時間について思いをめぐらしては
池内 了[イケウチ サトル]
著・文・その他
ヨシタケ シンスケ[ヨシタケ シンスケ]
著・文・その他
内容説明
子どもは時間を長く感じるのに、年をとるにつれ短く感じるのはなぜ?文章とイラストのコラボレーション・新しい科学読み物。
目次
第1章 時間の感覚
第2章 物理時間
第3章 時間の決め方の歴史
第4章 自然が刻む時計
第5章 過去の時間を測る
第6章 動物がもつ固有時間
第7章 絶対時間と相対時間
第8章 心理時間
著者等紹介
池内了[イケウチサトル]
1944年、兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学科修了。理学博士。国立天文台教授、名古屋大学教授、早稲田大学教授などを経て、総合研究大学院大学教授。専門は宇宙物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seraphim
30
ヨシタケシンスケさんの挿絵と、タイトルに惹かれて読んでみた。面白かった。時間の感覚、物理時間、時間の決め方の歴史、自然が刻む時計、過去の時間を測る、動物がもつ固有時間、絶対時間と相対時間、心理時間。時間の色々なことを、広く浅く知ることができた。ティーンズ向けに書かれたのかな?。時間は止まってくれないけれど、時間に追われず、暮らしたい。たまには、時間の不思議に思いをはせるのも、面白いと思った。ヨシタケシンスケさんの挿絵もユニークで楽しい。中高生にオススメしたくなる本だった。2015/03/13
魚京童!
24
タイムマシンが完成しました! まずこのペダルを光より早くこいでください!2014/02/06
ぱんにゃー
19
「いろんな時間があるかもしれない」 ヨシタケシンスケさんの時間と空間を超えた妄想!大好きです。ありがとうございます。2013/08/13
ごま
15
哲学の本かと思ったらそうではなく、中学生くらいが対象なのかな、暦だったり、月、太陽、地球、そして動物などの時間に関する話題など。噛み砕いて話しかけるような文はとてもわかりやすい。あとがきに直観や連想、科学と芸術に共通する心の時間が書きたかったとあるけど、ぜひそれを読んでみたい。それからヨシタケさんの何気ないイラストとコメントがとても楽しかった。2014/05/15
佐藤嘉洋
11
2013年から読み進めている新明解国語辞典第七版での『#辞書の旅』における「時間」の解釈は素晴らしい。 思わず暗記してしまったほどだ。 「人間の行動を始めとするあらゆる現象がその流れの中で生起し、経験の世界から未経験の世界へと向かって行く中で絶えず過ぎ去っていくととらえられる、二度と元には戻すことができないもの。」 とある。 今、を考えた瞬間に、今は過去になっている。 一瞬というのも、長さがある以上、一瞬ではない。 「今」も「一瞬」も想像上の産物であることがわかり、私の頭は小理屈をコネコネこね続ける2017/03/27