出版社内容情報
日本では第一次帰国船が出港しようとしていた。留学同に入った愚哲。運命に翻弄される青年達の姿を在日朝鮮人の目から描く大長篇。在日文学の金字塔、待望の第三部刊行! 政治の激動の中にある東アジア。日本では第一次帰国船が出港しようとしていた。留学同に入った愚哲。運命に翻弄される青年達の姿を在日朝鮮人の目から描く大長篇。
李 恢成[リ カイセイ]
著・文・その他
内容説明
「千里馬の国」という「共和国ドリーム」の虚実と悲劇。在日留学生同盟と密航者の生と死、分裂する全学連との葛藤。交錯する光と闇を自らの生をとおして描き出した、戦後の新しい青春像。世界文学の地平に立つ、待望の大河小説。
著者等紹介
李恢成[リカイセイ]
1935年樺太(サハリン)・真岡生まれ、早稲田大学露文科卒。小説「またふたたびの道」にて群像新人文学賞を受賞。その後、「砧をうつ女」にて芥川賞を、「百年の旅人たち」で野間文芸賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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