オーラの素顔 美輪明宏のいきかた

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062147248
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

内容説明

故郷・長崎での被爆。赤木圭一郎、三島由紀夫、寺山修司、田宮二郎との死別。死を意識させられた難病の克服。そして江原啓之との出逢い…。ブームからはうかがい知れない苦悩の日々と華麗なる交友録が、いま初めて、第三者の視点で綴られる―。

目次

第1章 運命の日、長崎にて
第2章 銀巴里
第3章 シスターボーイ
第4章 トニーその愛と死
第5章 ヨイトマケの唄
第6章 天草四郎を探して
第7章 三島由紀夫との親交
第8章 二人の“子供”
第9章 霊能者として
第10章 『オーラの泉』の源流

著者等紹介

豊田正義[トヨダマサヨシ]
ノンフィクションライター。1966(昭和41)年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後に渡米し、ニューヨークの日系誌記者を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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キー

10
ノンフィクション・ライター豊田正義氏による、シャンソン歌手・美輪明宏氏の評伝。 本の最後近くに、霊能力者・江原氏啓之氏が歌手活動をしていてかなりステージ前に緊張したときの美輪様のお言葉には感動しました。 そこから、著者の豊田氏が自らの経験を語り出す「あとがき」までは、ずっと感動です。 霊能力のある美輪様は、ステージの上から何が見えているのか。我々をこんなにも感動させる美輪様の歌とは何なのか。 今まではぼんやりと、なんとなくわかったような気になっていたものが、短い文庫の中で見事に言語化されていました。2021/03/18

しゃんしゃん

9
ヨイトマケの唄が頭の中で流れ出した。アーティスト美輪明宏を異色のノンフィクションライターが描く。裏どり、また当事者たちからの証言をもとに可能な限り客観的に書き進められる。シャンソン歌手として三島由紀夫を始めとして赤木圭一郎、寺山修司らとの交際。数奇な運命の中で出会った信仰の道。霊界の世界は全く縁が無かったが、本書を読み確かに可能性は感じられる。仏教の利他業は因果論から理解出来る。美輪明宏は功徳を施すことで行者として生ある限り修行の道を進んでいるのだろう。80人に及ぶ取材からなる力作本でした。2018/01/21

くさてる

6
美輪明宏に関しては、ご本人の「紫の履歴書」があればいいかなと思っていたのだけど、前書きの「それ以後の四十年の人生を追った書物は存在しない」という言葉に納得した。私も美輪明宏の人生訓や語るお言葉の内容はすごく好きなのだけど、スピリチュアルとか霊能力云々のあたりはちょっと敬して遠ざけたい人間なので、その面に関して誠実にノンフィクションライターとしての矜持を持ちながら向き合った著者の姿勢に感じ入るものがありました。面白かったです。2013/11/02

じじちょん

5
漠然としたイメージしかなかった美輪明宏の人生を取材した本。第3者の視点で書かれている。親族や学友、仕事上親交があった人など、美輪明宏の知らない一面もあったり興味深かった。三島由紀夫との関係がこんなに濃かったとは…。今年は米寿ということで雑誌に特集が組まれているというが、そんな年だったの!と改めて驚いた。原爆経験者だもんなぁ…。学生時代の写真は必見だった。ずば抜けて美しいしポーズが決まってる。2023/12/23

tan_keikei

3
本人の著作では詳しく語られなかった著名人との逸話や、美輪を知る人々の証言をもとに人間美輪明宏を浮き彫りにしたノンフィクション。稀有なパフォーマーである美輪の骨のある生き様と人間としての奥行きの深さに感嘆しつつ読了。もうひとつ、この本の特筆すべき点は「あとがき」の濃さ。北九州監禁殺人事件の壮絶なるノンフィクション「消えた一家」を書いたあと筆を折りかけた筆者の再生のきっかけが美輪の著作で、ひょんなことから美輪の人物ノンフィクションを書くことになる偶然というか必然に驚く。2013/03/27

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