内容説明
国債暴落の引き金、年金・医療・介護の崩壊時期、日本企業が海外脱出する理由、ユーロ危機が止まらないわけ、中国のバブル崩壊と権力交代の関係、インド・ブラジル勃興のスピード、ドルが決済通貨であり続ける条件など、われわれが生き抜くための大予測46。5年後の日本がわかるグラフ66点を作成。
目次
序章 回避すべき「二〇一五年までのワースト・シナリオ」
第1章 グローバル経済の新展開で日本はどうなる
第2章 五年後の日本経済
第3章 「米国の世紀」の後に
第4章 新興国が世界経済秩序を変革する
第5章 地球環境問題のゆくえ
第6章 新たなるグローバル・ガバナンスの構築
著者等紹介
田中直毅[タナカナオキ]
1945年愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。国民経済研究協会主任研究員を経て、1984年より本格的に評論活動をはじめる。1997年、21世紀政策研究所理事長。2007年4月より、国際公共政策研究センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けん
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円高の回避策は、日本経済の回復を通して世界経済不均衡是正を強調。財政バランスを回復できるかどうかが鍵、もし回復できなければ可能性として国債価格の暴落と長期金利の急騰、インフレ悪化。インフレの防止や雇用水準の維持に責任を持つことは政府の役割。ひとつのポイントは「輸出」と「為替相場」。オンリー・ワンの商品群をどの位持てるかがポイント。構造問題三点①デフレ経済②公的債務の肥大化③人口減少化 高齢化。石油供給は減少。国際通貨基金(IMF)と世界銀行や、国際連合も、世界情勢に的確対処しきれてない課題がある。2014/07/26
そらパパ
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5年後の未来を見る事は出来なかった2013/10/30
YOSI
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ちょっと経済部分が難しかった。中東の石油話は印象的だったなぁ。いつか再挑戦しよう。2013/10/03
oh252809
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☆☆☆2010/12/14
大竹 粋
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グローバルビジネスの渦に巻き込まれてはじめて頭に入るというものです、こういう話は。いろいろなファクターが複雑にからみあっていることは何となく知っていましたが、ここまで複雑だと、経済と政治はよほどの専門分野でありジェネリックであるということがわかりました。2012/07/03