内容説明
なぜ、こんなものを買ってしまうのか。通販、テレビショッピング、デイトレード、ネットオークション。買い物とは、モノではなくプロセスを楽しむものらしい。
目次
その1 なぜこんなものを買ってしまうのか(健康マシンの後ろ姿に哀愁が漂う;会社ではランニングシャツ禁止令を ほか)
その2 「通販生活」との戦績は6勝4敗くらいか(ネクタイが72本も収納できて回転する(笑)
冬にはデロンギヒーターがお薦め ほか)
その3 仕事だか遊びだかよくわからない(日本語ワープロが楽しく美しかった時代;通販時代の読書会もまた楽しからずや ほか)
その4 「捨てられない」でお困りの皆様へ(転ばぬ先の杖も、ほどほどに;携帯トイレは現実には使いづらい ほか)
著者等紹介
日垣隆[ヒガキタカシ]
ノンフィクション作家。1958年、長野県生まれ。東北大学法学部卒。著書に『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫・第3回新潮ドキュメント賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ted
6
'08年4月刊。△著者の通販生活を綴ったエッセー。不要な物を随分と衝動買いするタイプの人だ。「ビリーズブートキャンプ」が出てくる時点で内容も既に陳腐化してしまっているが、これくらい経った後から振り返ってみた方が冷静な目で見られるのでよい。一時的なブームだっただけで、世の中いかに無駄な“商品”で溢れているかが一目瞭然で分かり、面白い。2016/07/23
Humbaba
6
通販で手に入る物の種類は非常に多い。その中の幾つか、あるいは多くはあまり役立たないものであるかもしれない。しかし、最初から遠ざけていては本当に価値のある物があったとしてもそれを無視することになってしまう。失敗するかもしれないが、新しいものに挑戦することは心躍る愉しいことでもある。2014/02/04
森
5
図書館で借りて読んだ。斜め読み。暇つぶし本です。まあ、滑舌の良いしゃべり言葉の文書は、読んでいてスッキリする。ただ前にも借りた記憶が少しある、2013/04/07
k_ugai
1
抱腹絶倒。笑えて、ためになる。自虐と毒を振りまきつつ、嬉々として人柱を買って出る著者の通販体験記。僕も買いたくなったもの、多数。ラスト付近の整理術は、実にごもっとも。目新しい説ではないのだが、改めて蒙を開かれる。2010/03/06
ちいくま
0
こんなん買う人ホントにいるのか?ってモノの使用結果報告が楽しく役に立つ。ビビリで小心者の私には、こんなに豪快に「ぽちっとな」できないので、うらやましいやら、あきれるやら。褒めてるんだけど。2014/03/15