内容説明
頂点まであと一歩と迫り、権力に執着する男。過去の亡霊に怯えはじめる母。富と権力を受け継ぐことを当然のように信じ切ってきた子供たち。運命のドラマは、衝撃の結末をむかえる!時間は、どこまでも人を変えてしまう。過去は消し去ることができるのか。エンタテインメント界に新たな地平を切り開く渾身作、劇的な展開。
著者等紹介
楡周平[ニレシュウヘイ]
昭和32年生まれ。米国系企業に勤務中の平成8年に書いた『Cの福音』が三十万部を超えるベストセラーとなり、翌年から作家業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Syo
24
けど 虚しい2022/07/14
aocchi
14
上巻から一気に下巻へ!この先がどうなるのかかなり期待して読み進めた。政治家と大病院の理事長の思惑と異母兄妹の遺伝学的な説明に思わず納得。しかし、家系を累々と継続することがそれ程大事なことなのだろうか?また、宣子の自分が選ばれなかった事への復讐と言う傲慢な展開に昼ドラの醜悪なストーリーに辟易した。最後の〆はかなり肩透かし。これがエンディング?はぁ?って感じだった。これだけ長い作品を読んで(読ませて)この結末は無いだろ!まあ、続きがあるようなのでそちらも読んでみたい。2017/12/16
ちょこちん
11
★★★☆☆ 続編に進む・・・2022/01/14
Nick
11
権力への階段、一寸先は闇、貧富の格差、権力の魔力、出世欲、安保騒動の本質、政治という伏魔殿、嫉妬などというワードが思い浮かんだ。2018/03/25
ゆみねこ
9
かつて関係を結んだ男との再会。果たして崇は誰の子か?三奈のなりふり構わぬやり方は恐ろしい。権力に執着する有川家と白井家それぞれの思惑。崇と尚子のこれからはどうなるのか?続き「血戦」へ一気に行きます。2011/09/11