出版社内容情報
伝統を重んじ平衡を保つ思想を生きる意味!若者の精神構造を保ち続ける老師ニシベ。老人への変幻を自在に行なう賢者ナカジマ。合理より感情の優位、急進主義より斬新の知恵を説く思想家の「生の活動」を討論。
【本書の内容】
言葉は過去からやってくる
保守思想の「軸」
「かのように」の哲学
アメリカとヨーロッパの保守思想
大衆社会論は有効か
保守思想とデモクラシー
弱者のルサンチマン
国家権力と「国民」
ガンディーの非暴力
憲法前文と九条第二項
左翼と保守の「ねじれ」
近代日本、保守思想の歩み
「近代の超克」の大失敗
福田恆存の演劇的精神
戦争と日本の知識人
パール判事と「絶対平和主義」
日本の保守思想の系譜
内容説明
若くして老練な対話の達人・中島岳志、老いてなお凛冽たる精神を保つ・西部邁、正論という俗論を斬る。
目次
第1章 保守思想とは何か(言葉は過去からやってくる;保守思想の「軸」;「かのように」の哲学;アメリカとヨーロッパの保守思想)
第2章 保守思想の伝統と核心(大衆社会論は有効か;保守思想とデモクラシー;弱者のルサンチマン;国家権力と「国民」;ガンディーの非暴力;憲法前文と九条第二項;左翼と保守の「ねじれ」)
第3章 日本の保守思想の可能性(近代日本、保守思想の歩み;「近代の超克」の大失敗;福田恆存の演劇的精神;戦争と日本の知識人;パール判事と「絶対平和主義;日本保守思想の系譜)
著者等紹介
西部邁[ニシベススム]
1939年、北海道に生まれる。東京大学大学院経済学研究科修士。書籍や雑誌にて旺盛な執筆活動を展開している。評論家。秀明大学学頭。著書には『経済倫理学序説』(中央公論社・一九八三年度吉野作造賞受賞)、『生まじめな戯れ』(筑摩書房・一九八四年サントリー学芸賞受賞)などがある
中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年、大阪に生まれる。大阪外国語大学(ヒンディー語専攻)卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。京都大学人文科学研究所研修員。日本学術振興会特別研究員。北海道大学公共政策大学院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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