内容説明
昔、あたり前のことが、今では「特別なこと」になった。「便利さ」を追求しすぎて、現代人は孤独になった。子どもが憧れる「格好いい大人」がいなくなった。困難をあらかじめ取り除くから、「生きる」意欲が減退した。なぜ、そうなってしまったのか。その答えは、二人の対話の中にある。伝説の勝負師と身体の革命家が出した困難な時代を生き抜く知恵とヒント。
目次
第1章 賢い身体バカな身体(現代人の頭と手は、バカ社長と出しゃばり社員の関係である;固定観念にとらわれないから、プロが驚く動きができる ほか)
第2章 身体に隠されていること(科学は、本当の現実を扱えない;麻雀卓を回っている情報に意味はない ほか)
第3章 なぜ、日本人は身体が弱くなったのか?(昔あたり前のことが特別になった、いびつな社会をどう生きるか?;子どもを育てるには、無人島に送れ ほか)
第4章 困難な時代を生き抜く身体をつくる(どんな人間になるのがいいのか、本当のことをだれも教えない;外で遊ばない子どもたちが、日本の未来を暗くしている ほか)
第5章 青い鳥は見つかるか?(「専門家」が病をつくる;携帯電話は「不安」と「寂しさ」をたくさん生む ほか)
著者等紹介
桜井章一[サクライショウイチ]
東京都生まれ。大学時代に麻雀に触れ、のめりこむ。昭和30年代後半、裏プロの世界で勝負師として瞬く間に頭角を現す。以来、20年間「代打」として超絶的な強さを誇り、「雀鬼」の異名をとる。その間、一度も負けなしの無敗伝説を作った。現役引退後、著者をモデルにした小説、劇画、映画などでその名を広く知られるようになる。現在、麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰、全国から集まった若者を指導している
甲野善紀[コウノヨシノリ]
東京都生まれ。1978年、武術稽古研究会松聲館を設立。以来、他流儀や異分野との交流を通して、現在では失われた精妙な古伝の術理を探求しつつ、武術の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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