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ボクシング・デイ

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062144230
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

クリスマスに一日遅れてプレゼントを開ける日、それがボクシング・デイ。「ことばの教室」に通う10歳の少女がもらったものは、「発音」そして「言葉」という贈り物だった。

著者等紹介

樫崎茜[カシザキアカネ]
1980年、長野県生まれ。2006年、個性ひかる意欲作「ファントムペイン」にて、第47回講談社児童文学新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

60
樫崎茜さんの書籍1号。ボクシング・デイはクリスマスに贈り物が間に合わなかった子ども達が一日遅れで贈り物を開ける日とのこと。「ち」と「き」の発音ができない。頑張っていたプルタブ集めが終わりになる。校庭の大事な樹が伐られる。大好きな先生がいなくなる。内気な少女が立ち竦むたびに級友や先生がそっと手渡してくれた歩き出すための目に見えないささやかで頼もしい気持ちはまさに贈り物の箱だった。幸せは日常に喜怒哀楽が「過不足なく、きちんとあること」で、その日々を思い出せる「今」がある事。静かだが強い信念を感じる祈りの1冊。2023/01/26

papapapapal

40
「ち」と「き」の発音ができなかった栞の、4年生の頃の記憶を辿った物語。ことばの教室で出会った佐山先生、下校を共にする同級生たち、校庭の大きなセコイアの木、スイミーのブロック画。思えばあの日々はその全てが濃密で刺激に溢れ、驚きと発見の連続だった。 子どもの目線で見た不安や喜び、葛藤、日常の何気ない出来事のひとつひとつを、宝物のようにキラキラと切り取っていく樫崎茜さんの原点とも言える作品。2023/04/16

BlueBerry

37
「き」と「ち」の発音が出来ない少女の問題について作者とは感じ方に温度差が合ったみたい。私はそれ程深刻には思えなくて入り込めなかったです。確かに本人にしたら深刻なんでしょうけどね・・・・。2013/11/13

まる子

26
「ち」と「き」の発音が上手くできない小4の栞。ことばの教室で佐山先生に出会い、言葉以外にもセコイアの木が伐採されてしまう事、しあわせについての宿題と回答、12/26の一日遅れてクリスマスプレゼントを開けるボクシング・デイの事など様々な事を教えてもらった。先生が退職しても、それら全てが栞にとってのボクシング・デイであった事を高校生になった彼女だからわかる。「心が弱くなっている時こそ、強くなれるチャンスだよ」と言っていた佐山先生の言葉ひとつひとつが、栞にとってのプレゼント🎁児童書にしては奥深い本だったな。2023/01/04

スケキヨ

14
『ボクシング・デイ』なるほど、こういう意味なんですか。主人公から見た一つ一つのエピソードが可愛らしくて良かった。佐山先生がとてもいい。こういう先生に出会えるのは貴重ですね。2012/09/21

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