内容説明
妊婦ばかりが次々と狙われる連続殺人事件の容疑者は男子高校生だった。しかも夫がその弁護を…。妊娠5ヵ月めの妻・美紗緒の恐怖は、それから始まった。現代社会の病理を描く、衝撃の書き下ろしサスペンス。
著者等紹介
永嶋恵美[ナガシマエミ]
1964年、福岡県生まれ。広島大学文学部哲学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルームーン
37
妊婦ばかりを狙った連続殺人事件。犯人は男子高校生。自分も妊娠中の美沙緒は犯人に対して強い憤りを覚える。しかし、少年を弁護する事になったのは美沙緒の夫の尚彦だった。その事により近隣住民からの嫌がらせ、ネットでの誹謗中傷がエスカレートしていく。はたして嫌がらせの首謀者はだれなのか・・・。当初は少年犯罪に関する事がメインの話かと思っていたら、弁護士家族の苦悩の話だった。思っていた話とは違ったけど、女性同士のドロドロ感情が出てきて私好みの話ではあった。2014/08/03
mmts(マミタス)
27
主人公は弁護士の妻ですが、これが原因となり瞬く間に嫌がらせを受けるわけですが、その真犯人にはビックリしました。弁護士に片思いしていた旧友ではなく、その向こう側に居ましたし。目的が曖昧だったし、その辺がこの小説の醍醐味かもしれませんけど。しかし、花束ではなく仏壇に飾る菊を云々が一番、怖いかしら。単なる天然ボケとかでは済まされないような。主人公が色んな人物に恨まれるから、少年犯罪の真相ではなく、そちらに震撼しました。誰に恨まれるか分かったもんじゃない。さすがは永嶋さんらしい。2015/06/18
nico.pp1
17
登場人物たちの底意地の悪さがスゴい!人は善意と悪意とを同じだけ持っている、ゾクッとさせられました。女性のどろどろとした感じもありますが、男性の腹黒さや小賢しさも怖かったです。。2014/10/06
ナガ
16
分かりやすい悪意のオンパレードでした。集団になるとより威力を発揮する悪意、嫉妬から来る悪意。あります、こういうの。自分が手に入れられなかった幸せをつかんだ人を恨んでどうなるのか。何も知らずに詮索して勝手に想像を膨らませて悪者にして、実際その人に関わって何かあなたたちに不利益な事でも?主人公夫婦が真っ直ぐで、そこに救われる。妊娠中にこんなにいろんなことがあったけど、ちゃんと助かって良かったなと思います。あたたかい手を差しのべてくれる人はきっといる。最後、聖美がなんで関わったのかよく分からなかったです…2016/09/11
にこ
14
気が滅入りそうな連続殺人事件の様子から始まり、殺人を犯した少年を弁護する弁護士の妻を追い込む悪意の数々。。見えない犯人に誰もが怪しく思えてくる。妊娠した妻に菊の花を贈ったご主人が一番怪しいと思ったんですけど(笑)2014/07/21




