出版社内容情報
情報満載、新書版で登場!
この一冊が、あなたを救う。
内容説明
ある日の営業を終えたサラリーマン西谷久太郎を突如襲った大地震。震源は東京湾北部、マグニチュード七・三。高層ビルのエレベーターに閉じこめられ、ようやく脱出した西谷が目にしたものは…。リアルなデータと情報を満載した実用的シミュレーション小説。
著者等紹介
福井晴敏[フクイハルトシ]
作家。1968年東京都生まれ。98年『TwelveY.O』で江戸川乱歩賞を受賞しデビューして以来、『亡国のイージス』で日本推理作家協会賞、大薮春彦賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞、『終戦のローレライ』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞をダブル受賞するなどスケールの大きな作品で圧倒的存在感を発揮しつづける。2005年には原作を担当した映画「ローレライ」「戦国自衛隊1549」「亡国のイージス」の3作がたてつづけに公開され話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクビちゃん@新潮部😻
47
【図書館】この本は関東大震災がおこったとしたら、どうなるかが書かれているフィクションです。サブタイトル〜いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった〜まさに、その通りですよね!! 私も生きてる間に、東日本大震災や、こんなコロナに怯える生活を送ることになるとは思ってもみませんでしたもん。いま、もしも関東大震災がおこったら?! 3密なんて守れるはずがないし、恐ろしい事になりそうですね…😭 とりあえず、いざという時の集合場所を決め、非常用持ち出しリストを参考にリュックに詰め直そう❢ 2020/04/13
kiyoboo
17
たまたま見かけたタイトルで発行日をみたら2007年、東日本大震災が起こる前に書かれていた作品だったので手に取った。しかも福井晴敏さんが書かれたと知り驚いた。内容は大変読みやすく、都庁で被災した主人公が甲斐節夫という謎の人物に導かれながら自宅に戻り、家族と再会するようなストーリーだった。仕事柄、知っていることは多かったが改めて再認識できた。 2015/03/24
Our Homeisland
16
この作者の、「震災後」は、先に読んでいました。震災後に「震災後」を書いたのも凄いですが、3.11の震災より前の2007年に、この「平成関東大震災」を書いていたというのも、すごいことだと思います。これだけ近いタイミングで、将来に向けての警鐘を鳴らしていたからです。起きる前に警告して、起きた後に、「今後のことを考えよう」と書いた、この著者のことは、尊敬します。読み物としては、この作品は、それほど生々しい場面描写でこわがらせることを主眼にてはいないですが、いざとなった時に向けてのガイドとしてよい出来でした。2013/03/26
しほ
6
「いつかくるとは知っていたが今日くるとは思わなかった」ストレートな語り口のこのタイトルのつけ方も上手い。単なる実用書としての説明文ではなく、物語として展開していくので話しに入りやすく、実際に地震が起こった場合に役立つであろう情報も書かれているのもいい。短いこともあり、すぐに読み終えた。次は震災後を読んでみたい。2014/10/12
速魚
6
あっという間に読んだ。「サイヤクさん」の被災直後からの解説付き帰宅は 容易に想像できた。一緒に行動 してくれて冷静な指示も出してくれる「甲斐」がいたら心強いな...。 無事助かってもそれからが大変だ!!2012/03/17
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- 和書
- 天と献上姫 14