内容説明
6年生のグレッグはお金もうけが大好き。これまでも、近所のそうじを引きうけたり、レモネードを売ったりして、こつこつお金を稼いでいました。そんなグレッグが始めた新しい商売は、自作のコミック本を学校で売ること。これはみんなに好評で、大成功かに思えました。でも、幼なじみのモーラがグレッグのまねをして、グレッグはカンカン。おまけに、校長先生が本を売ることを禁止して、グレッグは大ピンチ!グレッグ、どうする―。
著者等紹介
クレメンツ,アンドリュー[クレメンツ,アンドリュー][Clements,Andrew]
1949年、アメリカ生まれ。小学校教師を経て、絵本・児童文学作家として活躍
田中奈津子[タナカナツコ]
東京都生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。会社勤務の傍ら、日本翻訳専門学院で児童文学の翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう
12
日本じゃ、学校でお金もうけするなんて絶対にあり得ないけど、アメリカではお金もうけも勉強のひとつって考えているところが、やっぱり違うよなぁ。ここまではやりすぎだけど、幼いうちから金銭感覚を養うことって大事だと思う。グレッグの将来が楽しみだわ。2015/01/31
おーうち
2
表紙はグレッグとモーラ。小学校5年生くらいで漫画本ポケットコミックシリーズを始めた。最後までお金儲けに興味を持っていたグレッグだけど、お金儲けを通じてモーラを助けてあげたり喜んでもらえたり、小学校にお金を寄付できてお金を手放すことがもっとすばらしいと気づいたり。私自身でも経験したことがないことを経験できてうらやましく思った。洗濯のお手伝い、庭掃除、ゴミ出し、雪かき、レモネード。学校でおもちゃ売り、ポケットコミック。小学校の子どもたちがたくさんお金をつかっている学校というマーケットに気づいたり。本当えらい。2020/07/24
joyjoy
2
グレッグはお金もうけが得意。学校でもモノを売ることを思いつき…。両親も学校の先生も人間らしくて、しかも子どもをきちんと受け入れる、認めることが出来る人たち。子に関わることで大人も成長。2018/05/30
tenteco
2
お金もうけが趣味の男の子が主人公。学校で物を売ってはいけないというルールを変える行動力、仕事をする喜び、社会に貢献する喜びを学ぶ。先生と子どもの立場が理屈が通っていれば対等なところ等、羨ましい。2015/07/12
ニャニャニャニャ
2
新しいお金がやってくる12→36。24新しいお金。儲けるだけではダメ。私利私欲ではないものが無いと商売は成り立たないということが描いてあるのは良い。2013/07/28