僕の検事へ―逃亡殺人犯と女性検事の40通のメール

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062141437
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

内容説明

ルーカはコンピュータ・セキュリティ会社社長。友人の父親からある企業向けのプログラムを依頼され納入するが、顧客専用HPに外部から侵入可能という重大な欠陥が。その後、その友人と鉢合わせし、からかわれ、車でひき殺してしまう。逃亡したルーカと女性検事の長いメールのやりとりが始まり、犯人は殺人に至った経緯を検事につづり、検事はメールでの供述をもとに捜査を進める。ハッカーの技術を駆使し自ら捜査に乗り出すルーカだが、さらなる事件も起こり、徐々に追いつめられていく…。追う側と追われる側、二人のメールで事実が明らかに!メールのみで構成された、迫力あふれる犯罪心理ミステリー。

著者等紹介

ペリッシノット,アレッサンドロ[ペリッシノット,アレッサンドロ][Perissinotto,Alessandro]
1964年、イタリアのトリノ生まれ。記号論の卒論によりトリノ大学文学部を卒業。民話や寓話の記号論、マルチメディア、文学教育法の研究を深め、99年、共同執筆の『寓話辞典』で民俗学部門のニグラ賞を受賞した。推理作家としてのデビューは、『ロゼッタが殺された年 L’anno che uccisero Rosetta』(97年、Sellerio社)。4作目の『僕の検事へ Al mio giudice』(2004年、RCS Libri社)でグリンザーネ・カヴール賞イタリア小説賞を受賞。現在、トリノ大学でマスコミ・技術論の講義を持ち、地元の『ラ・スタンパ』紙にも記事や物語を執筆

中村浩子[ナカムラヒロコ]
翻訳家。1961年生まれ、福岡県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒。本田技研工業勤務ののち、イタリアの新聞社『ラ・レプブリカ』極東支局長助手をつとめる。その後、日本のマスコミ向けイタリアのニュース翻訳や、本の翻訳を手がける。茶道と俳句を愛し、表千家の教授資格をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジャッキー

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逃亡している殺人犯とそれを追う女検事とのメールのやり取り。メール交換で殺人犯の心理描写と事件の真相がわかる仕掛け。セキュリティーの社長が何故、殺人犯となって追われいるかを検事に説明する。もうひとつ他の殺人事件も起きたことで、殺人犯は追さらに追われ、金銭もなくなり最後には、アムステルダムの裏町で自分の一もつを使ったショーでお金を稼ぐ道を選ぶ。なかなかよく出来たミステリ小説。セキュリテー会社の裏のこと、ハッカーのこともよくわかります。横書きの文章なので、読みなれるまで大変だが、慣れるとスラスラ読めます。2012/04/22

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