内容説明
IQ150の小学四年生・山口春夫には親に言えない秘密がある。大人なみの知能を持つ春夫は「女性のアレ」が見たくて仕方がなかったのだ。アレが黒く塗りつぶされたヌード写真ではもはや満足できない彼は、類まれなる知能を駆使して実力行使へ。夏休みの宿題と称して純粋無垢な親友・クロちゃんとともに「アレ」の真実を探り始めた!昭和三十六年と現在の北海道を舞台に、友情、初恋、家族、そして性の目覚め、男なら誰もが思春期に経験するテーマを奇想天外に描く青春小説。
著者等紹介
内山安雄[ウチヤマヤスオ]
1951年北海道生まれ。慶応義塾大学文学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程中退。在学中より世界を放浪し、ヨーロッパ駐在の旅行添乗員となる。その後、放送作家、脚本家を経て、1980年『不法留学生』で小説家デビュー。以来、各国放浪で培われた経験・取材から生まれる小説やエッセイを多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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