内容説明
一枚の虎狩りの写真から探りあてた、ソ連の独裁権力が生んだ強制収容所(ラーゲリ)という不条理と地獄―。愛と勇気と感動のノンフィクション。親日の白系ロシア人事業家三代の疾風怒涛の20世紀を描き切る。
目次
虎狩りの名人ヤンコフスキー
偉大なチーグロ
二代目ヤンコフスキー
朝鮮へ亡命
小さな理想郷
大黒柱、マルガリータ逝く
バイコフも狩りをした樹海で
タチアナの悲恋
花嫁に豹の毛皮を贈る
決断の遅れた日本
恐るべきソ連軍
人民の敵という罪状
父に謝る
脱獄
地獄への船旅
オーロラの祝福
制限つきの自由
ソビエト市民になる
名誉回復
再会
著者等紹介
遠藤公男[エンドウキミオ]
1933年岩手県一関市生まれ。小学校教師として主に山間部の分校に勤務。趣味の動物学で岩手においてコウモリの新種三、北海道で野ネズミの新種一、北上山地でイヌワシの巣を発見。日本野鳥の会名誉会員。2000年日本鳥類保護連盟総裁賞受賞。岩手県宮古市在住。著書に、『帰らぬオオワシ』(偕成社)日本児童文学者協会新人賞、『ツグミたちの荒野』(講談社)日本児童文芸家協会賞など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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