時々の初心―ねむの木学園の40年

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時々の初心―ねむの木学園の40年

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062140393
  • NDC分類 378
  • Cコード C0037

出版社内容情報

やさしくね やさしくね やさしいことはつよいのよ

女優宮城まり子が命をかけたねむの木学園の40年。
人を育てることの喜びと惑いを綴った愛のメッセージ!

この子、野原にさくつくしんぼうみたい。いじらしく、かわいくて、まだよごされていない。青い空のような心をそのままもって、そのままの絵をかく。だけど、つくしんぼうではいやだ。私は、美しい花を咲かせたい。――<本文より>

宮城 まり子[ミヤギ マリコ]
著・文・その他

内容説明

女優宮城まり子が命をかけたねむの木学園の40年。人を育てることの喜びと惑いを綴った愛のメッセージ。

目次

新しいこども美術館誕生の日に
西瓜と犬
カエル、死んじゃった
しゃべることのない二人
流れ星
いたずらってなんなのかな
アッ、トンゲツだ
どろまみれの子がいた
赤い夢
ねむの木学園のあゆみ〔ほか〕

著者等紹介

宮城まり子[ミヤギマリコ]
1927年東京都生まれ。1955年に歌手デビュー。1968年に日本初の肢体不自由児養護施設「ねむの木学園」を設立。1997年には「ねむの木村」を開村。映画『ねむの木の詩がきこえる』はブルーリボン賞ほかを受賞。ペスタロッチー教育賞、児童文化功労者賞など受賞歴多数。2004年、東京都名誉都民の顕彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこさん

21
虐待死した五歳児の記事。行き場のない寒さ、痛みの鼓動、すがりつくもののない自分の体温。消失していく小さな意識がどのように死を感じていたのか、そこにあった景色、想像しきれないことへの申し訳なさ。だから酷い偏頭痛と吐気の中にある時、少しだけ安心する。自分の安心のため、まり子さんはそう自覚して、ホテルの六階の窓から子どもたちが心配して見ていたホームレスに、こっそり食べ物を持っていく。背負っているものの軽さを思う。他者への有責性、その権利への自問。ネムノキ、淡紅色のおしべは長い糸状で多数あり美しいと、辞書にある。2018/03/08

kanki

3
その子の出来ることをとことん探して、優しく、しかし少しでも自立出来るように厳しく。思い上がってる、と自らを顧みることも忘れずに。2020/06/02

Nao

1
マヤ暦講座で出会った方がねむのき学園の話をされていて、何となくは知っていたけどもっと知りたくなって読みました。優しさについて考えさせられました。2012/11/21

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