官僚批判

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062138857
  • NDC分類 317.27
  • Cコード C0095

出版社内容情報

元熱血官僚が書いた体験的官僚批判の書。
安倍政権で、ゆとり教育の旗振り役として一身にバッシングを浴び、06年11月、勧奨退職を受け入れて文部科学省を去った著者による、日本官僚制度を考える書。

内容説明

局長になれずに勧奨退職を受けた、成功者とは言えないが失敗者でもない文部官僚の人生。「ゆとり教育」の旗振り役として糾弾された男、「霞が関の掟」を知りつくした男が、初めて書いた「日本官僚論」。

目次

第1章 私の官僚批判(暴かれ続ける官僚のスキャンダル;省庁再編の弊害;「八賢人の会」などと名づけて恥ずかしくないのか;「天下り」と「公務員もどき」;官僚の不人気;国民は「シンクタンク型官僚」を求めている;公務員制度改革に必要な三つのこと;公務員の不安を払拭してほしい;キャリア官僚とノンキャリア官僚;ノンキャリア官僚はスペシャリストとして育ててほしい;「ゆとり教育批判」を批判する;官僚は「ロマン」を求めるべきだ;小泉、安倍政権の官僚叩き;官僚不信から信頼へ)
第2章 私の官僚人生(一九七五~八四年 「日本政府の一員」になる;一九八四~八八年 地方出向、課長補佐―官僚「花の時代」;一九八八~九二年 リクルート事件と生涯学習局の誕生;一九九二~二〇〇六年 課長の仕事と人事的挫折)

著者等紹介

寺脇研[テラワキケン]
1952年福岡市生まれ。75年文部省入省。初等中等教育局職業教育課長、広島県教育委員会教育長、高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房政策課長、大臣官房審議官生涯学習政策担当を経て、2002年文化庁に転出、文化部長。06年3月末、退職を準備していたところ、小坂憲次文科大臣の特命を受けて文科省に戻り、大臣官房広報調整官。同年11月、退官。現在は、京都造形芸術大学芸術学部教授として教鞭をとる一方、教育から映画・落語評論まで、多岐にわたるジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。