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内容説明
四世代の大家族の中で天真爛漫に育つ花岡写真館の娘・町子は好物の芋料理「なんばさつま」と同じくらい小説好きの文学少女。太平洋戦争で日本の勝利を信じながらも敗戦を迎えた町子は生まれ変わった時代の中で新たな価値観を見出し、小説家になるという夢を実現する。その一方で、ひょんなことから出会った町医者・徳永健次郎と大人の恋を育んでいたが、やがて結婚へと発展。嫁いだ先はなんと舅・姑・小姑・五人の子供のいる九人家族の大所帯だった。家事、育児、作家活動という目まぐるしい生活の中、次々と起こるハプニング。しかし、明るいキャラクターとみなぎるパワーを持つ町子はへこたれることなくそれら一つ一つに全身全霊でぶつかっていく。食べること呑むこと書くこと、そして人を愛することが何よりも好きな、楽天女性の波乱万丈に満ちた一代記。
著者等紹介
田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪市生まれ。幼少時は古典文学に親しみ、少女小説を愛読。樟蔭女子専門学校(現大阪樟蔭女子大学)国文科卒。金物問屋に就職し、『花狩』がラジオドラマに採用され、放送作家となる。1964年『感傷(センチメンタル・ジャーニィ)』で芥川賞受賞。1993年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2007/01/post_60b7.html 新しい年から遡って登録しているから、上下本は逆になる。2017/04/28
Umebachi
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DVD出てないんですよね。昔見た映像を思い出しながら読みました。2016/01/11
toro
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(No.141)
かじう
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昔見たドラマがまた見たくなった。おもしろいドラマやったなー。2012/04/29
ihatov1001
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田辺聖子氏の自伝的作品です。この上巻では、主人公町子が戦争を経て、幼少の頃よりの夢である小説家になる過程が描かれています。さらに三十半ば過ぎてからの結婚、そして大家族の一員にと、非常に心温まる良い話でした。下巻も楽しみです。2021/04/29